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世界の創り方【03】World Making Systemの循環で見えないところ

☆結局は3XLearningは、いつの日か思考系が生まれて来るのだから、教師が巧まなくてもよいわけであるが、ここで大いに間違ってしまっては困るのは、だから放置状態にしておいてもよいというわけではないのだということ。

☆もし、放置状態でよいというのであるならば、学校は不要になるだろう。そういう極端な考え方もある。しかし、その考え方は教育に新自由主義的市場の原理を忍び込ませる危険性がある。

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☆公正的正義の働く市場の原理であれば問題はないが、新自由主義的市場の原理は、結局格差を放置状態にするから、すべての生徒が創造的才能者になれないケースがでてくる。

☆一見放置するにしても、市場の原理の特性はマネジメントしなければならない。それゆえ、巧むことはいずれにしえも必要である。

☆この巧むことがカリキュラムマネジメントなのだが、このマネジメントは背景に隠れるため、実際には目に見えない循環系なのだ。

☆ところが見えないということは、教師と生徒はこのマネジメントシステムを共有できないということであり、共有できないということは、市場の原理はうまく働かなくなるリスクをもっている。

☆情報が隠れることによって、格差が生まれてしまう。意図していなくても生まれてしまうから、気づいたときには遅いということがある。

☆そこで、情報を共有するために、コミュニケーションを豊かにしようということになる。たしかに、そうなのだが、1クラス12人くらいでなければ、それは難しい。

☆つまり、コミュニケーションが大切だということはわかっているけれど、物理的にできないというジレンマが存在する。

☆では、どうしたらジレンマを解消できるのか?それは、ICTによって見える化することである。見える化するには「思考コード」をデザインしておく必要があるが、いずれにしてもCANVASあるいはedmodoというプラットフォームに、グーグルフォームやマイクロソフトフォームを組み込んで、瞬時に振り返り、ポートフォリオをつくることができるようにしておくことがキーになる。

☆ICTは3XLearningの局面で活用するのは効果的ではあるが、本当に力を発揮するのは、クラウド上にリアリスティックアプローチの振り返りを集積して、ポートフォリオ化しておき、AIで自らの成長の最適化をするためのデータ分析をしていくことなのだ。それには、「思考コード」が仮説としてデザインされていることが必要。

☆ポートフォリオの蓄積データをAIが分析する過程で、軌道修正はされていく。

☆このカリキュラムマネジメントシステムは、今のところまだ見えない。ただ、ICTがなくても不十分ではあるが、やらないよりはるかにましなシステムがリアルなコミュニケーションに果敢に挑戦すること。

☆ところが、これでは、限界を超えられない。どうしても、コミュニケーションが不十分なところでは、マネジメントが隠される。この隠された領域は、常に才能格差の生まれるリスクがあるのだ。

☆しかも、リアルなコミュニケーションアプローチは、その視野や次元に限界がある。どうしても外部とのコミュニケーションが必要になるが、リアルな場合、さらなる限界がある。たまたま出会った外部のリソースと結びつくことになり、一種の賭けになる。ここにもリスクが存在する。

☆それでよいのだという、結局は放置という状況になってしまうことでよいのだろうか。すべての生徒が創造的才能者になるには、ただ機会を与えればそれでよいというのでは、実はすでに失敗例はたくさんある。

☆どこまでいってもリスクはあるが、試行錯誤をやめることなく、そのリスクを解消するケアをしていくカリキュラムマネジメントシステムをつくることは必要である。もっとも、この考え方は強欲資本主義的な考えから創造的資本主義にシフトする価値観が前提になっているから、強欲資本主義でよいのだという価値観を歴史が選択すればそれまでである。

☆にもかかわらず、1人ひとりの生徒が近い将来、自ら世界を創る時代がやってくると確信しているのであるが。

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