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2017年度東京・神奈川中学入試【12】三田国際学園 中学入試革命を起こす

☆三田国際学園の大橋学園長と電話でミーティングを行った。2月1日に早朝お会いしたときに、私は総数3,600人には到達すると予言していたのだが、実に小気味よくそれを超えましたよというお話しからはじまった。

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☆総数がどのくらいになるか正確には、今は集計中ということだが、とにかく私の予想はとっくに超えたということだ。したがって、実質倍率が今までにないほど跳ね上がり、高倍率になって、大橋学園長自身、衝撃をうけているぐらいだと。いつもあれだけ冷静な先生が、少しではあるが電話の向こうで昂揚している表情が目に浮かぶようだった。

☆3年目でこの勢い。しかも周りは相当満身創痍で生徒獲得に奔走しているのに、そのすべてを独り三田国際が吸い上げているようだ。

☆昨日も、ある学校で、応援しにきていた塾のスタッフから、本間さんが一押しの私立学校ってどこですかと聞かれ、23区では三田国際、多摩エリアでは工学院だねというと、三田国際を受けた生徒も多かったけれど、かなり厳しかったと。

☆たしかに、予想不能なほどの人気が、入試の間中にも起こるのだから、よほどの準備をしておかないと厳しい。しかし、その準備はどうしたよいのかというと、まったくもって可能なのである。

☆三田国際学園の生徒獲得戦略は、まさにそこにこそ秘密があるのだ。きちんと合格を勝ち得た塾は、三田国際がふだんの塾の一般的な学びでは太刀打ちができないことを知り、その作戦を組み立てて臨んでいる。

☆ふだんの学びでは太刀打ちできないのに、作戦を組み立てられるのか?それができるのである。だから、三田国際にチャンレンジしようという生徒がたくさんでてくるのだ。

☆C1英語、PBL、ICT、ハイレベルサイエンスなど憧れの未来の学びの環境。それだけでブランド力が高くなっているわけではない。塾の勉強で模擬試験の一次元偏差値だけいくらあげても合格できない。三田国際のアドミッションポリシーは、「C1英語、PBL、ICT、ハイレベルサイエンス」の教育内容が反映しているわけだ。

☆しかもそれは、21世紀型教育である。多次元偏差値でしか把捉できない高次思考を行っている。そんなレベルの問題を出題する私立中高一貫校は、麻布と海城の社会と三田国際とその仲間である21世紀型教育校ぐらいである。そうそう。それから、実は今話題の思考力入試などの新中学入試。

☆麻布や海城の社会は、作戦を組み立てながら学ばないと、一般的な受験勉強では太刀打ちできないように、三田国際学園の入試問題も太刀打ちできない。

☆ところが、麻布は塾に対策を任せている。本来自分たちがきちんと情報を公開しなければならないのがアドミッションポリシーだが、入試問題を公開してあとはどうぞ自ら分析してくださいなのだ。ほとんどの家庭では、分析などできない。だから、それができる一握りの塾に集中してしまうのだ。

☆ところが、海城の社会や三田国際は、きちんと挑戦する基準や対策方法の説明責任を果たしている。だから、三田国際に入りたいならば、三田国際が考える学びの基準を説明会で聞いて、学ばなければならない。

☆合格を勝ち取った塾は、その情報を受験生/保護者と共有してサポートしているのだ。ここで重要なのは、塾だけでなく、生徒と保護者が積極的に三田国際の入試問題の分析が可能なように、学園が説明を公開しているということ。この公開性が、生徒がどんどんチャレンジしてくる生徒獲得戦略の秘密。多くの学校はこれができない。せいぜい出題分野の傾向を公開するぐらいだろう。それはさすがに過去問を見ればわかるので、何の作戦も組み立てられない。

☆さて、その情報共有とは、三田国際のメタルーブリック(ブルーム型タキソノミーの三田国際バージョンと言ってもよいかもしれない)、工学院や首都圏模試センターでいう思考コードのことである。

☆このメタルーブリック=思考コード=立体偏差値=多次元偏差値なる発想を、なんだそんなわけのわからないものと嘯いているところは結局合格を勝ち得ないのである。

☆塾の今までの経験だけで押し通すと、それは20世紀型教育の学校の攻略方法だから、三田国際学園に通じるはずがない。21世紀型教育の根幹であるメタルーブリック=思考コード=立体偏差値=多次元偏差値を虚心坦懐に学び、対策を講じた塾の生徒は、合格の可能性が開かれるのである。

☆つまり、塾の体験知で合格を勝ち取る中学受験市場から、学校の知や思考の基準にしたがって、入学準備学習をする中学入試市場にシフトしているのである。東京23区における、三田国際学園の1人勝ち状態は、まさにこの中学受験から中学入試にシフトしたことの歴史的な象徴なのである。

☆これを、「中学入試革命」と呼ぼう。これが、大橋学園長との電話ミーティングの結論である。この学びの根幹であるメタルーブリックや思考コードについては、2月19日の新中学入試セミナーのパネルディスカッションで理解を深めることができるだろう。

☆パネラーの大橋学園長、工学院校長の平方先生、香里ヌヴェール学院の石川学院長は、いずれもこのメタルーブリックとか思考コードとか知のコードを学内で作成し、21世紀型教育の基準として学内で浸透させているからである。

☆そして、コーディネーターの首都圏模試山下氏も、模擬試験と思考コードの関係性のシステムを開発した。中学入試市場の生徒の合格をサポートする立ち位置では、思考コード開発の第一人者であり先駆者である。

☆パネルディスカッションのテーマは、ずばり「中学入試革命」ということになるだろう。こうご期待!

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