« 塾歴社会の行方【01】SNWの季節 | トップページ | 2017年度東京・神奈川中学入試【10】 和洋九段女子 新しい教育のカタチに共感した生徒集まる。 »

2017年度東京・神奈川中学入試【09】聖学院 これぞ思考力入試!

☆聖学院の2つ思考力入試のうち、「思考力+計算力入試」を送っていただいた。すばらしい。これだよなあ!と感動した。このような問いに挑戦したいというモチベーションとオープンマインド、そしてクリティカルシンキングができる生徒なら、知識はあとからいくらでも雪だるまを転がすように、思考の循環にからみついてくるだろう。

Dsc02121

☆今回は、思考力入試の中身というより、おくってくださった本橋先生のメールからは、生徒や採点の様子の臨場感が伝わってくるので、まずはそちらを一部紹介しよう。内容についてはいずれ。

M0
(本橋先生が自ら撮影してきた写真を活用。唯一無二のテストの素材だ)

・・・・・・

昨日は思考力テストが実施されました。

・・・・・・

清水先生から開示の許可が下りましたので、PDFを添付させていただきます。結局また東南アジア(ミャンマー)ネタになってしまいました(笑)。

M1
最終的には、生活や文化を東京シティと比較するので、最終思考力セミナーで実施したトポロジー的発想を活用できればと思っていましたが、生徒はそこは難なくクリアしていました。

・・・・・・先生方も一生懸命楽しんで採点をしてくれたようです。
印象的だったのは、「このテストは教員側も試されるね」というコメントです。
私もその通りだと思うからです。思考力テストは既存のペーパーテストでは見えない受験生の姿が見えてきます。

M2
そのときに、それを「良し」とするのかどうかは、教員側の力量や懐の深さにも関わってくると考えているからです。

平行して行われたものづくりの方も、やはり上記のことが突き付けられたところがあったようです。ものづくりは開示をしませんが、基本的に昨年度と同じような流れになっています。

M4

+計算力のテストで私が重要視したのは「質問を考える」と「200字要約」です。まったく文化の異なる場所で暮らす人々に対して、どのような質問を投げかけるのか、何を知りたいと思うのか。それを私も知りたいと思っていました。

「水上に家が建っているが、台風が来たときはどうするのか」 「学校へはどのように通っているのか」 「水上生活で楽しいと思えることは何か」 「市場で売られている品物はどこから仕入れてくるのか」 などたくさんの質問が出てきていました。

最後の200字要約で印象に残っているのは、「インダー族に会ってみたい、ミャンマーに行ってみたいと思ってもらえるような発表をしたい」 「インダー族の暮らしは楽しい、と思ってもらえるように話したい」という文章です。

聖学院に入って、ぜひ海外に目を向け、そしてまた国内にも目を向けられるような人に成長して欲しいと思った瞬間でした。

・・・・・・

長文、失礼いたしました。

☆思考力入試に限らず、このように生徒の答案を丁寧にワクワクする気持ちで見ている先生方の眼差しというのは、そのまま授業や学校生活で生徒を見守る眼差しと同じであることが伝わってくるメールである。

Dsc09729
(1月の説明会のときに開催された最終思考力セミナーで、本橋先生がスーパーバイザー役をやっている一コマ。このとき片方の足は骨折していた。痛みを忘れてまうほど、授業がおもしろいのだろう。さすがSGT。数学教師で多言語主義者。英語はもちろん自由自在。)

☆そんな先生方がつくる思考力入試。おそらくトリガーになったミャンマーのインダー族の知識を持っている生徒は、聖学院に限らず、あまりいないだろう。だから、生徒全員知らないところからスタートできる。知識は気づきの中で、自分が新しく創っていく。

☆しかし、そのとき、東京での自分の生活体験が重要になる。具体的な体験から導き出す抽象的な人間のかけがえのない生活と共感するものに気づくクリエイティビティ。それを発揮できる思考力入試は、やはり感動的だ。

Photo_5
(2月19日新中学セミナーには、プロジェクトのリーダー児浦先生が登壇!)

☆前回ブログで書いたように、今や中学受験と中学入試は違う。聖学院の思考力入試に挑戦して、感動できる体験は、中学受験ではなく、中学入試の場でこそできるのである。

|

« 塾歴社会の行方【01】SNWの季節 | トップページ | 2017年度東京・神奈川中学入試【10】 和洋九段女子 新しい教育のカタチに共感した生徒集まる。 »

中学入試」カテゴリの記事