2017年度東京・神奈川中学入試【11】和洋九段女子 生徒とともに未来を実感
☆2016年は、和洋九段女子にとって、大きな授業改革の一年であった。その授業改革とともに、学校の顔である入試=アドミッションポリシーも変容する。しかし、新中1を迎えて、その授業プログラムを実践する中で、具体的な入試の問いの構造の輪郭がはっきりみえてくる。
☆したがって、2017年度入試は、授業改革の中で、ハイレベル英語や思考力に力をいれたので、英語入試では、英語の世界に対する取り組みの姿勢や英語に対する興味関心の度合いなどに対する仮説を立てて臨んだ。それは思考力も同様で、記憶した知識から出発するわけではなく、目の前の資料や出来事から知識を自ら整理しながら考えていく適性検査型入試を、挑戦する生徒に、やはりどこまでの思考力を期待するのか仮説を立てて臨んだようだ。
☆挑戦する生徒は、2科4科入試、英語入試、適性検査型入試の3つのタイプから選択できるが、中には、2つ以上のタイプの入試にもチャレンジする生徒も複数いたという。
☆入試に没頭して挑んでいる姿や解答を考える果敢な痕跡を見て、新井教頭は、生徒1人ひとりの多様な才能の広がりに驚き、この一年間がどうなるのか期待が膨らんだようだ。
☆英語入試に関しても、たんに英検レベルのスコアが高いかどうかだけではなく、「耳」がすでにできている生徒がいて、そのような生徒が文法やエッセイ、スピーキングなど英語の多角的な能力をどのように伸ばしていくのか、そのために教師は何ができるのか、学内で議論が巻き起こっているようだ。
☆新井教頭のメールを読みながら、改革とは生徒のためのものにほかならないと改めて感じ入った。生徒といっしょに未来を感じる先生方の熱い想い。今年4月からの和洋九段女子の教育に注目していきたい。
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