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2017年度東京・神奈川中学入試【21】 中学入試革命(8) 算数は方程式を使わないけれど方程式を体感する学び

☆次の問題は、今年の女子学院の理科の問題。

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☆しかし、これは算数の問題であり数学の問題でもある。理科とか算数あるいは数学というのは、対象が違うが、思考力はいっしょ。

☆そういう学びになぜしないのかはわからないが、この問題は条件の相違点や共通点を比較しながら、ルールを見いだしていく。データが規則性のように並んでいるのだから、究極的にはそこだろう。入試では入り口でとまっているが。

☆ということは、この現象のルールのシステムを考える問題なのだから、結局方程式の考え方を学んでいることになる。

☆方程式とは、英語で“equation”。“equal”っていうことでしょう。現象とデータの「置き換え」を行うということ。それを数式として標準化したいるのが世界標準の現代数学だけれど、ルネサンスぐらいまで、それぞれの記号があったのではないだろうか。

☆だから現象としてのあるいは記号としての方程式は算数で学ばないとしても、「置き換え」という変換をすること、つまり方程式の概念を学んでいる。

☆計算問題と応用問題は違うなんて言うけれど、方程式の変数や係数が違うだけで、方程式=≪equation≫=置き換え操作ということ。

☆つまり、この置き換え操作を言語という記号で行うのが哲学で、哲学を言語ではなく、アルゴリズムで表現するのがプログラミング思考。

☆この置き換え操作が大得意なのがAIである。AIが未熟だと、たしかに人間の仕事を奪うのだが、自然と社会と精神と宇宙に通底する一般方程式(宇宙方程式と呼ぼう)をAIが見つけたら、その土台に私たちの生活は自然環境を持続可能にしながら、それを維持するシステムとして社会が成立する。

☆強欲資本主義も、創造的資本主義にシフトできる。

☆こういう未来を阻止するのが、あるいは阻害するのが、あるいは疎外するのが、あるいは物象化するのが、この宇宙方程式にはじかれるタコツボ方程式にこだわる人たち。いずれAI[がバグとして消去するだろうが。

☆中学入試革命とは、思考力入試によってこの宇宙方程式の概念をガチャガチャゴチャゴチャものつくりながら、話しながら、考えながら、現状で最適な宇宙方程式を自分なりに出すコト。まさに「自分軸」。軸とは方程式の軸なのだ。

☆それはしかし宇宙方程式そのものであるかどうかはわからない。だから議論をし、クリティカルシンキングをして、試行錯誤を経て現状でベストの宇宙方程式を編み出す。

☆個性とは宇宙方程式に到る人類の活動なのである。個性と普遍の方程式=宇宙方程式はしかし、この銀河系をはるかに超える宇宙を経巡らないと解けない永遠の人類の知恵を創造する果てしない物語なのである。

☆ミヒャエル・エンデがこの果てしない物語を阻止しようという虚無と闘うバスチアンを生み出したが、このひ弱な男の子がやがて勇者以上のマインドを持つ。そのマインドこそ宇宙方程式=自分軸だ。

☆中学入試革命は、子どもたちをその地平に導くのである。だからくだらないタコツボ教育は一掃して、新しい学びを組み立てたいものである。いつまでも、知識はだいじだなと、エゴ丸出しの言動はやめようよ。知識は変換し、新たに想像するためにある。

☆STEAM教育とはそういうことなのだ。次期学習指導要領の本当のねらいは、そこにある。アクティブラーニングの背景に隠れている高次思考は宇宙方程式を導くためのトロイの木馬なのである。

☆そうそう、思考コードは多次元方程式で、子どもたちを宇宙方程式に導く未来へのゲートなのである(微笑み)。

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