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クリエイティブクラス≪01≫株式会社カンザキメソッド クリエイティブキャリアデザインへ

株式会社カンザキメソッドの代表取締役神崎史彦氏にお会いした。公立高校、私立高校、予備校、そしてご自身の教室で、小論文とAO入試などの学習ポートフォリオを中心としたアプリケーション作成スキルを教えているのだが、それは、きちんとルーブリックに基づいたカンザキ式包括的なキャリア・デザイン・プログラムのパーツであり、部分と全体の統合的な学びのデザインを創出するクリエイティブクラスのメンバーである。

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☆ルーブリックと言っても、ローカルではなく、メタルーブリック(思考コード)だから、クライアントのニーズに合わせてプログラムをデザインする。ただし、そのニーズは打ち合わせの時に、神崎氏の対話手法が明確な輪郭を引き出すソクラテス的対話がゆえに、大学入試問題ができればよいと20世紀型教育で終わらないことが多いという。

☆まだまだ多くの学校では、知識論理型思考と論理創造型思考のカテゴリーミステイクが多く、集合論的ショートを起こしているところがあるから、そこをきちんと分けて次元を立体的に共有していく作業をしていくのだろう。カンザキメソッドは背景に論理学があるから、そのパラドクスを解決する階型理論を内包している。

☆実は、小論文において、あるいは学習ポートフォリオなどの出願書類を作成する際、生徒自身がこのパラドクスの瞬間をクリティカルシンキングによって発見し、そこからクリエイティブシンキングを行っていく、階型理論としての論理的思考をトレーニングすることができるのがカンザキメソッドなのだろう。

☆4時間以上にわたる対話の中で、私はそう感じいった。建築の話など多肢にわたり話は弾んだが、そこにはカンザキメソッドという論理創造的思考が貫徹していた。そこの部分がおそらくメタルーブリックによって支えられているのだろうとも。

☆いずれにしても、小論文指導というと、マニュアルにしたがった小論文教材を教師が使うか、授業では収まりきれないので、予備校講師や教育産業が派遣する講師に丸投げする風潮が浸透しているのが現状であるが、その中で、その学校及び生徒のニーズを引き出し、プログラムを新たに創出する神崎氏の学びのデザイン力はまさにクリエイティブクラスのやることだ。

☆なぜなら、それによって、その学校は小さな変化ではあるが、そこから変容していくからだ。小さなイノベーションが生まれるから変容するのである。

☆そして、この各学校の個別のイノベーションを包括すると、神崎氏の本領発揮と言うべき、生徒が自信と勇気をもって人生を切り拓くクリエイティブキャリアデザインプログラムが創出される。

☆今までのように進路先キャリアデザインやそのマイナーチェンジである多様で柔軟な進路先キャリアデザインという小さな逆算型プログラムとは全く次元も質も違うものである。

☆バックキャストをしつつ、生徒自身の好奇心と世界をつなぐところから始まり、好奇心が探究心にシフトし、そこから創造的思考が大車輪ように回転し始めるのである。そこに思いもよらぬ新たな仕事が、彼のためにゲートを開くのである。

☆そのゲートは、クリエイティブキャリアデザイン以前には、存在すら知らされない。だから、進路先キャリアデザインをやると、その新たな仕事が見えないために、生徒にとって本当に自分のやりたいことかどうかわからないまま、形式的に進路指導が行われてしまうのだ。つまり、未来の希望を摘み取る進路指導が行われる危険性が横たわっている。そこに気づいていない現状がまさにユデガエルさながらではないかと恐怖を感じるのは私だけだけだろうか。

☆起業家プログラムも同じだという。○○をしに格差の大きい国々にフィールドワークしにいくプログラムは山ほどあるが、起業家的精神とは、一般にまだ仕事になっていない仕事を起業し、新たな市場を創出することである。

☆それは身近な隠れたニーズにヒントがある。それを導く産婆術としてのソクラテス的対話のみが、そのヒントに気づくのである。その世界は実は世界の内に顕れていないのだから。哲学対話や哲学教室が、今中等教育で欲求されている理由は、こんなところにもあるのだろう。

☆ともあれ、世界の内に顕れていない世界を見いだし、それをビジネスに転換することで新たな市場が生まれ、そこで新たな価値観も生まれ、世界は変わる。本来的なニーズの掘り起こしが世界を良い方向に変えるのである。

☆こういう起業家精神を持ち、まだ顕れていない世界を掘り起こすために、仲間とコラボしていくことによって、市場が広がる。そういう世界貢献をする人材の仲間たちをクリエイティブクラスと呼ぶのだが、これには「起業家精神」というGrowth Mindsetが必要。20世紀日本社会には、この精神はまだまだ設定されていなかった。

☆ビル・ゲイツの預言ではないが、クリエイティブ資本主義の発展が、クリエイティブ・シティを形成し、そこをクリエイティブな市場に変容するクリエイティブクラスを必要とする。そんな時代がようやく日本にも到来したのである。

☆神崎氏の新しいプロジェクトに大いに期待したい。

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