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クリエイティブクラス≪03≫株式会社メイツ 未来の学びのプロトタイプ

☆今月、株式会社メイツの運営する進学塾メイツ「テク部」は、無料の「テクノロジー」で遊んで学ぶ場を全23回設置した。

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☆株式会社メイツの主なワークは、教育アプリケーション制作、 学習塾「進学塾メイツ」「個別指導塾WAYS」運営、 学習教材制作。一見学習塾に見えるが、エンジニアリングと教えない教師が新しい学びの世界を創っている。

☆私は、最終日26日の「プログラミングコース」を体験させていただいたが、中学生向けとされながらも、小学校4年生から6年生まで参加していた。

☆プログラミング言語Swiftを活用して、デジタルミュージックやゲーム、アプリを制作していけるようになるコースで、もちろん私はまずプログラミング言語Swiftを学ばなくてはならないわけだが、実は学ぶわけではなかった。いや正確には今までと全く違う学び方だった。

☆iPadの画面が左と右に分かれ、左にコード(関数)をインプットすると、右の画面のキャラクターが動くというもの。アップルが無料提供している「Swift Playgrounds」を活用するところから始めたわけだ。

☆コードはオブジェクトではなく、関数方程式そのままなのだが、それがかえってよい。それに、関数方程式は、全部打ち込むのではなく、選択肢の中から選べばよい。

☆したがって、インプットとアウトプットの間で、私がやっていることは、頭の中で「順序」や「方向」を考えるだけ。つまり、大げさに言えばアルゴリズムを考えているわけだ。それにしたがって、関数設定をすれば、キャラクターは宝物をゲットするために活動する。

☆最初は簡単だが、だんだんというより無限に難しくなっていく。しかし、一つひとつクリアしていけばよい。自然とSwiftを習得できる。

☆難度も、キャラクターの存在している山あり、谷あり、川ありの3Dのランドスケープが複雑になっていくしかけ。どのように動けばよいか考える際に、3Dのランドスケープを四方八方から見ることもできる。要するに360度回転させることができる。

☆今までのように、まず知識を憶えて、使い方を習得してから、考えるという発想はまったくない。各人の手持ちの知識や思考の段階を即活用し、試行錯誤しながら、キャラクターに命を吹き込んでいく。

☆何度失敗しても何も恐れる必要はないから、安心安全な信頼の学びの環境ができあがっている。メンターも、教えることはしないし、導くこともない。生徒がたずねたときに、いまここで何をすればよいのか考えてごらんと、セルフモニターすることを推奨するだけだ。

☆さあプログラミングの基礎からやろうというダイレクトな課題設定ではなく、ロールプレイゲームを自分でヴァージョアップしながら遊びもしていくという中で体得していく。一度もまず基礎を固めてなどということはないのだ。

☆それぞれの経験値から出発する。課題は、インダイレクトな設定。ゲームシステムのヴァージョンアップを手伝いながら、楽しむゲームも行いながらという、この同時進行が直接的行為なのである。

☆しかしながら、コード(関数)を体得できてしまうのだ。このインダイレクトな学びこそ21世紀型教育であり、まず基礎を固め、使い方を学び、それから考えるというダイレクトな学びは20世紀型教育。

☆両者の大きな違いは、手持ちの知識や経験知値から出発できるか、ある一定の知識や経験値を積まないと出発できないかという違いである。

☆後者はその必要な知識量や経験値を積み上げる時間差が、格差を生み出す構造になっている。一握りの天才とそうでない人間を生み出す仕掛けになっている。

☆ところが、株式会社メイツの教育2.0は、まさに本物の21世紀型教育そのもので、知識量の差は思考の端緒として全く問題ない。1人ひとりの才能を開発する未来の学びの場が、ここに開かれている。

☆ビジネス×エンジニアリング×創造性が循環しているクリエイティブクラスの集団なのである。

☆それにしても、この学年に必要な知識はこれこれですよという知識の学年配当を決めることは、もはや無意味となる。このことがどんなにすごい教育のパラダイム転換であるのか。まだ気づいている人はそんなにいない。。。

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