« 動き出した関西私学 「21世紀型ワークショップ」開催! | トップページ | 立教女学院 恒例の高3卒業論文発表会 深い学びの成果の力 »

【速報】大妻中野 さらなる進化 2018年度中学入試の変更発表 

本日3月3日、ひな祭りの日。大妻中野は、新たな決意を表明した。詳細は、同校サイト「大妻中野中学校 2018年度 入試 について」をご覧いただきたいが、重要な変更点は次の3点。

Photo
(写真は同校サイトから)

1)アドバンストコースとグローバルリーダーズコースの2コース制
(*コアコースの廃止)

2)新思考力入試を2/1AMに移行

3)算数1科目入試2/3PMに実施

☆コアコースを廃止し、すべてアドバンスコース。ただし、英語ベースの授業を行っていくアドバンスコースは、グローバルリーダーコースとし、結果的に2コース制ということだろう。

☆そして、大妻中野の躍進する偏差値レベルで、新思考力入試を2月1日に実施することで、明快に思考力から知識発見というタイプも迎え入れようというアドミッションポリシーとしてのメッセージ。

☆既存の知識を活用しながら思考力を深めていくタイプは、2科4科入試で受け入れようということなのである。

☆これによって、2科4科が不得意だったり、受験準備をしていない生徒を受け入れる入試が思考力入試だという中学受験市場の悪しき先入観を廃そうというチャレンジでもある。大妻中野が実施するから、説得力があるということだろう。

☆そして、STEAM教育への対応として、算数1科目入試を開設。

☆共立女子や大妻中野、渋谷教育学園グループは、同じ21世紀型教育でも、進化論的勝者型論理の近代社会を思い描く。21世紀型教育機構のようにミヒャエル・エンデ的なもう一つの公正的正義ベースの近代社会を思い描くグループとは決定的に違う。

☆海城や城北は、その両論理の統合的発想路線。麻布は、超越論的普遍主義路線。

☆ざっくり20世紀型教育グループと21世紀型教育グループを分ければ、大妻中野も共立女子も海城、城北、麻布も、21世紀型教育機構メンバー校も同じグループだが、その中ではさらに4種類くらいに色分けできる。

☆変化領域が正しく細胞分裂を起こしていることが明快になってきた。これは時代が変わるベクトルが大きくなっていることを示している。2018年は実におもしろいではないか。

☆しかし、一般には、まだそこまで詳しくは色分けできないだろう。とりあえずは、20世紀型教育か21世紀型教育という差異が了解できるようになればそれでよいのかもしれない。

☆いずれにしても、時代はアドミッションポリシーからカリキュラムポリシーに重点は動き始めた。ということは、ディプロマポリシーの新たな変化を先にキャッチしたところが、市場の不安を解消するニーズに応えることになる。つまり、もはや2020年大学入試改革にこだわらない新しいディプロマポリシーのコンセプト。

☆大妻中野は、新たな2コース制にシフトすることで、カリキュラムマネジメントシステムを構築することになる。ということは、その構築の先には、たんなる大学進学実績の量を輩出するだけではない、新しいディプロマポリシーが生まれているはずである。

☆これまでは、同校は、アドミッションポリシーの改革に重点をおいてきた。しかし、2018年度は、すでにSGHアソシエイトプログラムで実践済みであるから、いよいよカリキュレアムマネジメントシステム構築を行うわけだ。それが今回の発表の本位であろう。

☆ということは、来年の3月3日は、新たなディプロマポリシーの証明をする日となろう。進化論的勝者型論理の近代社会のデザイン。大妻中野の生徒は未来をそのような社会として思い描いていくことだろう。

☆これと同じ発想だけれど、21世紀型教育ではない学校が豊島岡女子と吉祥女子である。勝者の論理がぶつかるとき、ダイナミックな変化が生まれる。2018年度中学入試は、実におもしろいことになろう。

|

« 動き出した関西私学 「21世紀型ワークショップ」開催! | トップページ | 立教女学院 恒例の高3卒業論文発表会 深い学びの成果の力 »

中学入試」カテゴリの記事