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中村中学校・高等学校 再びフェニックス!

☆中村中学校・高等学校(以降「中村」)は、関東大震災、東京大空襲などで、幾度も校舎を焼失した。しかし、そのたびに、教師も生徒も保護者も一丸となって再建に心血を注いだ。幾度も蘇ってきたのであある。

☆いつしか人は、中村をフェニックスと呼ぶようになったのである。

Nakamura
(1976年当時の校舎)

☆しかし、そんな中村も、1998年前後の経済の空白と呼ばれる時代に、生徒募集が思うようにいかなくなったときがあった。大量生産・大量消費・大量移動の経済の成長神話が崩れようとしているときである。そのとき、時代が求めているものを俊敏にキャッチし、時代の変わり目に影響されて不安がる子どもたちや保護者の心を支える「対話」の教育を開始した。

☆その説明会での先生方の対話型活動が、実にわかりやすかった。大学実績にしがみついていても、経済の空洞化、心の空洞化は、不安を暴発させるばかりの時代だった。対話型活動が生徒や保護者の心をうった。明るく清い音色が響きわたった。対話型活動という小さな渦は大きな渦巻きとなって、生徒募集を成功させた。

☆しかし、私立学校市場というのは実に切磋琢磨のすばらしくも過酷な市場である。中村の成功に、みな学び、対話型活動を多くの学校が取り入れた。八雲のおもてなしや中村の対話型活動も、その成果がでるや、すぐに追いつかれるのである。

☆そこで、起死回生の策を講じるが、教師と生徒の内生的成長を促す「イノベーション」を起こすか、内省的成長を促していますと表現を変えるか、その判断を誤った。

☆もしも、イノベーションを起こさずに、表現を変えたとしたら、それは何も変わらないというということを表現することになるのだ。

Nakamura2
☆ところが、それに気づいた中村は、俊敏にミステイクを改めてイノベーションによる内生的成長システムに着手し始めた。この俊敏力こそフェニックスの証しだ。今年4月その創造的破壊が起こる。もちろん、創造的破壊は学内挙げて一丸となってやらねばならないが、イノベーションを生み出すのは、人である。その人が現れ、学習するプロジェクトが立ちあがり、その小さな渦が大きな渦巻きを創出する。

☆私立学校成長論、つまりそれはフェニックス中村に学ぶことができる。2018年度入試は、中村に学ぶ多くの学校が増えるだろう。もちろん、それは、中学入試市場が中村を支持するということを意味するのだ。

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