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静岡聖光と工学院 さらなる教育イノベーションへ

☆静岡聖光学院中学校・高等学校(以降「静岡聖光」)の常任理事・副校長星野明宏先生が、工学院の校長平方邦行先生を訪ねた。

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☆ここのところ、静岡聖光の先生方が、2月の21世紀型教育機構主催の「新中学入試セミナー」や3月の工学院主催の「思考力セミナーを中心とする公開授業」などに参加されていたが、副校長自らが工学院を訪れた。

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☆おそらく、工学院の校長平方先生は、学内外の先鋭的な21世紀型教育改革の強烈なリーダーの一人であるため、3年間で弱小だった静岡聖光のラグビー部を花園に出場させた革新者である星野先生は何か共鳴共感するところがあったのだろう。

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☆著書の「凡人でもエリートに勝てる人生の戦い方」からもわかるように、これは平方先生の掲げる21世紀型教育の通奏低音と響き合うものだ。平方先生は、多様な才能を見いだし、それを開花するために、思考力テストを実施し、授業改革としてPBLを行っている。そしてそれが未来で生徒がサバイバルできる方法を身につけることでもあると。

☆静岡聖光は学としての「アカデミック」な探究を大切にしているが、これは工学院でも探究論文へと収束する様々な探究活動を国内外で行っていることに重なる。

☆中でも、星野先生の「うまくいっている」と「前進する」とは違うという発想は、平方先生の改善ではなくイノベーションをという精神にピタリと重なり合う。

☆静岡聖光は来年、中学設置50周年を迎える。この節目の時期にさらなる前進をというのだろう。つまり、教育イノベーションを考えているのだと思う。今後が実に楽しみである。

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(カリキュラムマネジメントシステム会議。教頭、高校教務主任、学年主任、カリキュラムマネージメントリーダーによる創出会議のシーン)

☆一方、工学院は今年の高校1年生からさらなる教育イノベーションを開始する。その出発点が、オリエンテーション。PBL型ワークショップの連続と最終的にリフレクションンするときのシステムが統合されたマネジメントシステムになる。

☆現場の生徒のポートフォリオとWebベースで振り返りのデータを対照させるシステムで、リアルな状況とデータとの相関や因子分析を重ねていくことによって、生徒1人ひとりの多様な分野における好奇心を共有し、探究へと広げていくカリキュラムマネジメントシステムのプロトタイプの構築。

☆教師の長い間積み重ねてきた経験値とデータエビデンスを重ね合わせていく本邦初のシステムになる予定。このシステムは、様々な提案が外部からなされているが、実は現場の教師の経験に基づいた分析項目をその都度抽出していける柔軟なシステムでなければあまり役に立たない。

☆どこかの学校が作ったものをサンプリングして一般化したパッケージとして持ち込む業者もたくあさんあるが、私立学校の場合、メタパッケージでなければ役に立たない。

☆いよいよここに工学院は挑むことになる。内生的成長(つまり日々新たであることが本質を生み出すという成長)こそ教育イノベーションの面目躍如なのである。

☆かくして、50周年記念事業の一環として新たな教育イノベーションを起こす静岡聖光と4年前から21世紀型教育改革に着手し、中学の成功をもとに、高校の改革に乗り出す工学院。

☆子どもたちの希望の光は、ここから放たれるのかもしれない。

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