« かえつ有明 私学革命の先頭に立つ【02】 なぜ適性検査型ではなく思考力入試なのか。 | トップページ | 4月16日首都圏模試保護者会に向けて(2)三田国際 難化 »

4月16日首都圏模試保護者会に向けて~洗足学園かフェリス女学院か?

☆首都圏模試センターが公開している4月の「2018年中学入試 予想偏差値一覧」によると、来春2月1日(木)の洗足学園とフェリス女学院の予想偏差値は両校とも73。

Img420
☆両校のサイトで発表されている2017年春の大学合格実績の比較表をつくると、以下のようになる。

Vs

☆大学合格実績も甲乙つけ難い。卒業生数に対するシェアでみると、ファエリスの方が上のようにみえるが、海外大学の実績は洗足が圧倒している。東大よりもTHE世界大学ランキングで上位の大学にも進学しているのが洗足だ。

Photo
☆こうなってくると、偏差値や大学合格実績で決められない。やはり校風だとなるだろうか?両方ともプロテスタントの理念を浸透させている学校である。

☆伝統だとなるだろうか?伝統的なものを好む人と新興勢力を好むと人とそれは自由で、どちらともいえない。

☆こうなってくると、やはり教育力だ。未来を拓き、社会や世界に貢献できる能力・コンピテンシーを身に付けることができる学校はどちらかということ。

☆フェリスは、2020年150周年記念事業の一環として、全面的にアクティブラーニングを行い(とはいえ、もとからやっていた)、骨太論文指導(これも前からやっていた)を行い、深い学びとして教養を重視する(これも前からやっていた)ことを宣言している。伝統を振り返り現代化するのではないかと期待がかかる。

☆洗足は、フェリスのようには、まだ全面的とまではいっていない。しかし、クラスによってはかなり深い学びをやっている。中長期の留学に行く生徒も多いし、帰国生も入れているので、そこで実績を担保しているという見方もできる。

☆そうはいっても、毎日学校の授業を見学できるわけでもない。そんなとき入試問題をみる。一目瞭然!というわけでもない。そこで、ここは立体偏差値である思考コードにかけてみる必要がある。

Photo_2
☆洗足は、A1~B1。フェリスはA1~C2。だから、フェリスの方が深い学びが行われているというわけではない。洗足学園は複数日入試があるから、採点に時間をかけられないのだ。

☆しかしながら、ここになんらかの差異があるのも確か。ここまでくれば、しかし、あとは体感で選択するのが、間違いないか。やはり、ウマが合う合わないはある。

|

« かえつ有明 私学革命の先頭に立つ【02】 なぜ適性検査型ではなく思考力入試なのか。 | トップページ | 4月16日首都圏模試保護者会に向けて(2)三田国際 難化 »

学校選択」カテゴリの記事