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4月16日首都圏模試保護者会に向けて(10)レジュメ②

4)2018年の新たな動きの背景

① 2045年新しい社会、つまり、クリエイティブクラスが活躍する社会になるが、それを想定して2020年大学入試改革が策定されている。その改革が早まろうが遅れようが、変わらざるを得ない。その変化に対応するカリキュラムが、PBL、C1英語、ICT教育、リベラルアーツの現代化などの21世紀型教育。そして、アドミッションポリシーも、それを反映し、英語入試や思考力入試が増える。すべて有機的に連動している。

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②クリエイティブクラスとは、階層構造のトップであるファーストクラスとは違い、1人ひとりの創造的才能を活かすメンバーの集団。集合天才という動きになる。したがって、今までとは次元が違う話。優勝劣敗価値観を重視していると、新しい社会のビジョンが見えにくい。

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③クリエイティブクラスのメンバーは今までのように知識暗記型のlower oreder thinking(低次思考)から論理創造型の高次思考≪higher order thinking≫へジャンプする。高次思考と大学入試改革の関係を整理した図を参照のこと。

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④創造性という高次思考を学習指導要領に盛り込むことは、2007年に改正された学校教育法にすでに条文化されている。変わらないわけにはいかないのである。

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⑤低次思考の時には従来の偏差値で測定できたが、高次思考になると多次元偏差値が必要になり、それゆえ思考コードが必要になったわけだ。

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5)そんなわけで、2017年大学入試問題も中学入試問題も高次思考力を要する問題が増えたし、2018年もますます増える。

例として

・東大の問題3題

・駒東の算数問題1題

・海城の帰国生入試問題大問1題

6)思考コードに埋め込まれている「思考スキル」について。思考コードでどの思考力が得意不得意かがわかるが、その対策として「思考スキル」を理解しておく必要がある。

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また、思考力とは何かについて中学入試の段階でも参考になる参考文献は次の通り。

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7)C1英語、高次思考、ICT、リベラルアーツとくれば、2018年の人気校の共通項は「Beyond IB」校。8つの学校紹介。2018年人気校の特色は、教育の質が重要になる。

富士見丘・・・SGH校の中でも突き抜けている。2020年までに大化けする。

順天・・・SGH校の中でもやはり突き抜けている。今年、学びの進化の速度が加速

*SGHについて、詳しくは→コチラ。

工学院・・・リアルな授業改革と1人ひとりの創造的才能を発掘するサイバー上のデータ分析の掛け合わせは、世界でも例がない。IBからHB(ハイブリッドインタークラス)へというパラダイムシフトも秀逸。

海城・・・もうすぐ御三家を抜く。

静岡聖光・・・リベラルアーツとラグビーと学問研究活動がじっくりできる学校。寮制学校で、IB以上の21世紀型教育を追究。

八雲学園・・・共学化。そして、ラウンドスクエアに加盟。詳しくは→コチラ。

文化学園大学杉並・・・カナダBC州との提携。すでにBeyond IB.。共学校にもなる。

中村・・・潜在的な才能を表現活動で溢れだす教室。教室から世界を変える女性が誕生する。女性のクリエイティブクラスが生まれ出でる。

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