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4月16日首都圏模試保護者会に向けて(12)リフレクション

☆今日の保護者会は、清澄庭園隣接の中村中学校・高等学校でスピーチ。小6になって初めてこのような会に臨む保護者は、やはり真剣そのもの。短い時間で、何を共有したらよいのか、直前まで迷う。

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☆というのも、データ的なものは、すでに首都圏模試センターのサイトや資料で十分すぎるぐらい提供されているから、それをなぞってもあまり意味がない。

☆読み方を共有するというのはありだが、私の場合は、ホンマノオトでレジュメや多面的な(と自分では思っている)に書いてあるから、そこでフォーローしてくださいとお願いするから、だったら、初めからホンマノオトを読めばよいということになる。

☆データや資料に書いてないことを語るといっても、そうなると今度は詳細になり、数校に偏った話になってしまう。むしろこの知られざる詳細な話こそ、ホンマノオトで展開すべきなので、これまた保護者会ではさわり程度になる。

☆保護者会が始まる直前、会場をぐるっと歩いて回る。会が重なると私のことを知ってくださる保護者も幾人か顕れ、立ち話などもでき、何を話すかその時点で決まることもしばしば。

☆今回は、黙々と歩いただけだが、保護者の多くは偏差値表に見入っていた。フロー状態というほど夢中だった。

☆そこで、さらりとすぎ去る予定だった偏差値の意味について、少し強調することにした。

☆偏差値を見ると、激動の変化が見えるという話。予測不能な時代が到来した話はよく聞くが、それが偏差値表に反映しているという読み解きはあまりされないだろう。

☆2020年大学入試改革やそこから先の未来が、偏差値表の並びを変えている。30年前、20年前、10年前、3年前と比べて、2月1日偏差値59以上の学校群が30%以上入れ替わっている。下剋上が起きているではないかという話。

☆だから、変化を受け入れなければ、学校選択はうまくいかないのではないか。

☆また、偏差値59以上の学校を志望する場合、正答率30%以下の問題を解けるようになることは重要だとも。偏差値と正答率は結びつく。しかし、学校評価やその生徒の才能とは相関がない。

☆「スキル」「能力」「才能」は違うもの。今までの偏差値では「才能」は測れない。だから思考力入試や自己PR入試、英語入試など新テストが誕生したし、思考コードのような多次元偏差値が必要とされたと。

☆しかし、今日は何度も繰り返したが、学校がただ変わるだけでも、面倒見がよいだけでもだめなのだ。時代の変化を活用し、促し、あるいときは転換し、あるときはまた創り出す才能を1人ひとりといっしょに開花する学校を探したいと。

☆時代の変化を知るは、「スキル」「能力」でなんとかなるが、活用、促進、転換、創造するには「創造的才能」が必要。今まで「スキル」「能力」を教える学校はあったが、「創造的才能」は個人に任せられてきた。

☆家庭の力、地頭の力がポイントだと。しかし、それは20世紀型社会においての話。これだけ、変化がダイナミックでそのスケール感も大きくなると、家庭だけで、まして独り地頭だけで創造的才能を発掘して実践で活用するのは難しい。

☆学校というコラボレーションができる学びの組織が重要。そのことに気付いている学校をいっしょに探しましょうと。

☆保護者の不思議そうな表情や合点がいったときの表情が、私が何を話したらよいのか、大きなヒントになる。7月の保護者会では、そんな学校が具体的にどこなのか語ることになろう。

☆それにしても、共学化の波が押し寄せている今、その波を突き抜ける女子校中村の先生方全員での生徒と保護者を迎えるおもてなしには頭が下がった。いろいろ学校選択にはポイントがあるが、「信頼関係」が大前提である。2018年中学入試も教師と生徒と保護者の熱気は膨らむ一方だ。そう感じた保護者会だった。

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