4月16日首都圏模試保護者会に向けて(2)三田国際 難化
☆昨日夕刻、三田国際学園の学園長大橋先生を訪ねた。同校で、本年度の第1回21世紀型教育機構定例会が開催されるため、その打ち合わせがあったからだ。そのとき、職員室が新しくなったというので、大橋学園長が案内してくださった。そして驚いた。
☆3年前に職員室に案内されたときとは、雰囲気もスケールもまったく違っていたからだ。教師の数は100人ほどいたのではないか。20%はネイティブスピーカーの教師。英語科の先生と英語で話しているのは当然だが、どうもそれだけではない。
☆顔見知りの外国人教師にきいてみると、英語科以外にも流ちょうにはなすどころか、自分たちも顔負けなぐらい、英語で議論できる教師がたくさんいるという。40%は、完璧な英語を話す職員室ということなのだろう。
☆そして、その他の先生方も英語を話すから、職員室の公用語はあたかも英語なのである。そして、スペースの規模も3倍になっていたのだが、始業式が終わったばかりで、新年度の打ち合わせの対話で満ちていた。国際空港に行ったときのように、多言語が飛び交っている雰囲気で満ちていた。
☆首都圏模試センターが公開している4月の「2018年中学入試 予想偏差値一覧」によると、来春2月1日(木)の三田国際の入試の偏差値は、60以上の圏内に突入した。
☆上記の偏差値表に並んでいる半分の学校は、かつて偏差値が高くなかった。タイプ別にみると、1980年代、まずは大学合格実績を出すことによって、偏差値をあげてきた学校。
☆1990年代、大学合格実績と国際理解教育で偏差値を上げてきた学校という具合に。
☆そして、3つ目は、三田国際学園。先鋭的な21世紀型教育の実践という教育の質だけで、自然と偏差値があがるニュータイプの学校である。
☆今後もこの3つのタイプの学校の競争になるが、中学入試市場が変容してきているから、三田国際タイプの学校が偏差値60以上の圏内に自然と入ってくるというケースは大いにあるだろう。
☆そして、そうなれば、上記圏内に入っている学校と入れ替わる今トレンドの下剋上ともいうべき事態が起こるということだろう。中学入試市場が活性化するには、そういうことが起こるのも必然だろう。
☆しかしながら、市場の構造自体がかなり変容してきているので、多次元偏差値(首都圏模試センターの立体偏差値と同じ)に移行した時どうなるかは、また状況は変わってくる。中学入試も激動の時代だということだろう。
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