« 2018年中学入試のベクトル【11】 城北vs巣鴨 比較研究 | トップページ | 2018年中学入試のベクトル【11】 JG vs 鴎友 比較研究 »

イギリス new GCSE いよいよ始まる。

☆従来A~GのグレードだったイギリスのGCSEが、9段階になる。9がトップレベル2%くらい。2年間開発準備があって、今年の9月からスタートということのようだ。偏差値は欧米にはない。というのは、どうやら違う。使い方が違うだけで、統計学的な数字として活用されている。

Gcse
(イギリスのガバメントのデモンストレーション動画から。ベルカーブ。つまり偏差値ですね。)

☆これは米国のカリキュラム改訂に連動しておこっていて、徐々にGCSE reformは進み、2020年に完成。日本も連動しているとは、何度も語ってきたが、いざ目前に迫ると、説得力が違う。

☆先日の保護者会でも、lowere order thinking(低次思考)とhigher order thinking(高次思考)を区別できるようにしましょうねと語ったが、new GCSEでは、 ‘foundation tier’と‘higher tier’がそれぞれに対応する。

☆今までのレベル分けだと、なかなか次のステップに飛べないから、ゆるやかにしたということなのだろうけれど、究極のトップレベルを探すという、ちょっと私たちのイメージする21世紀型教育とは真逆のファーストクラス戦略。イギリスの現場の教員は、改革に批判的のようだ。

☆しかし、もともとオックスブリッジに入学する生徒は、Aレベルテストでは差がつかないから、もっと高度な問いを用意して、口頭試問を行う。これをもっと、早い時期から意識させ、EU離脱も相まって、英国の栄光を取り戻すために、第4次産業革命時代のリーダーに返り咲こうという国家戦略がちらちらする。

☆こんなことをいうと、シェア30%を誇る首都圏の模試会社の方は、それみたことかあ、やっぱり偏差値だあ、21世紀型教育なんて関係ないと叫ぶかもしれないなあ。

☆しかし、21世紀型教育か20世紀型教育かではないのだ。あらゆるものは光と影の両義性。21世紀型教育のシステムの創り方だっていろいろある。

☆少なくとも、20世紀型教育は、lowere order thinking(低次思考)や‘foundation tier’のレベルで十分だった。21世紀型教育では、時代の変化に対応するためにも、高次レベルを養成することを使命としているという点では一致している。

☆ただし、機会は与えるが、ゲットするのは一握りの人間というブレア政権の教育改革を引き継ぐのか、全員がゲットする機会を生み出すベクトルで行くかは、同じ21世紀型教育でも違いがある。

☆正解はないが、どちらの≪Soul≫で改革に立ち臨むかだ。

|

« 2018年中学入試のベクトル【11】 城北vs巣鴨 比較研究 | トップページ | 2018年中学入試のベクトル【11】 JG vs 鴎友 比較研究 »

21世紀型教育」カテゴリの記事