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伸びる学校には対話思考型教師がいる♪

☆今日も大阪の21世紀型教育改革校の授業をリサーチしに行ってきて、ものすごくハッピーな気持ちになった。ああ、やはりこういう学校にはいるのだ。「対話思考」ができる教師が!そう感じた。

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☆1時間の授業をリサーチするとき、私は171の要素で分析する。ICTがあるから、今ではそれが可能だ。しかし、授業なんてものはたかだか171項目で分析できるものではない。それでは穴だらけだ。だから、結局は直観的統合という判断をするしかない。

☆直観的統合が先にあって、171項目で検証しているともいえる。でも、授業リサーチとか授業づくりとかカリキュラムづくりとかPBLプログラムづくりとかテスト作成、評価分析システムばかりやってきて30年を経過したから、10月ごろに受験生に出会ったり、教師の授業をみたりすると、麻布や東大に受かるかどうかが見えてしまう。優れた教師かどうかが了解できてしまう。

☆しかもだ、いわゆる偏差値の高い生徒とか有名学校の教師とかでない方々と出会ったときにピンとくる場合が多い。

☆共通項は「対話思考」ができるということだ。「哲学思考」なんていう難しいものではない。「対話」=「高次思考」で、対話そのものがどこまでも思考が上昇螺旋になっていく感覚。

☆「対話思考」と「才能」はある意味相関がある。ただし、「才能」は「対話思考」をベースにしながらいろいろなあり方があるのだ。

☆だから「対話思考」ができる人は、どんな才能を開花していくか楽しみである。そして「対話思考」がないと「才能」は開花しない。「才能」がないのではなく、開花する土壌である「対話思考」が出来上がっていないのだ。

☆「対話思考」ができなくても「スキル」や「能力」を養うことはできる。しかし、「才能」は「対話思考」ありきである。

☆「対話思考」ができる先生方や生徒と毎日のように対話しているのだが、実にハッピーだ。彼らは抑圧的コミュニケーションはとらないからだろう。そもそも「抑圧的」な構えは、「対話思考」の壁になる。もっとも、「対話思考」の持ち主は、それを軽やかにいなしたり、おもしろがったり、いじったりする。トリックスター的な性格も否めない。

☆しかし、トリックスターだとスケープゴートにされてしまうから、もう少し賢く立ち回るのが「対話思考」型人間。そうはいっても、なかなかうまくいかないから、クリエイティブクラスというコミュニティを創って、協働するのだ。

☆同調型人材や感情移入型人材とは、「対話思考」ができない。彼らの共通点は、LOGOが大好き。ブランド大好き。有名人大好き。お役人大好き。自治体とネットワークを持っていてどうのうこうのとかいう人材。で、それがどうしたの。世の中変えられるのかなあと思ってしまう。

☆でもそんなタイ;プの人間が、中学入試の30%の市場をシェアしていて、中学入試市場の一部である20世紀型大衆中学受験業界で番を張っている。そして、ちっちゃいながら志高くがんばっている21世紀型教育機構を20世紀型教育のメガネでみて、表では、にこにこしながら、裏では、こそこそしながら、足をひっぱろうとする噂を流していると聞き及ぶ。噂好きなのは大衆の権化だから、しかたがないが、もしそれが本当だとしたら、そこで学んでいる子どもたちはどうなってしまうのだろう。ネガティブキャンペーンをふりまくルサンチマンの塊になってしまうのだろうか。そうならないことを祈るばかりだ。

☆ホンマノオトでも、かなり「対話思考」型教師を紹介してきたが、7月の首都圏模試の保護者会では、思い切り紹介してしまおうか。

☆M学園のT先生、K学院の8人の先生、F学園のY先生、Y学園の5人の先生、K学園の7人の侍、A学園、K学園、K学園にはいっぱい。ON学園M先生、S学院のMIKU4人の先生、S学園のS先生、J学園のN先生、KN学院のH先生、KA学院のS先生K先生、A国際小学校はいっぱい、N女子のS先生、S模試のK氏、Y氏、SS学院のH先生、B学園のK先生、株式会社MのI氏、KM株式会社のK氏、思い浮かべるとどんどんでてくる。

☆真摯な保護者なら、まず人を見るだろうから、私が言うまでもない。イニシャルトークでは保護者会にならないから、別のデータを語ることにしよう。

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