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2018年中学入試のベクトル【38】聖園女学院の体験入学プログラムの意味

☆来月4日(日)、聖園女学院は「第1回学校説明会」を開催する。説明会では、

①今年2月実施の入学試験(1次)問題の実物を配布。
②2018年度(現小6)入試日程・変更点の告知。
③2018年度志願書を配布。

という重要な事項が目白押しだ。

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(同校サイトから。キャンパスは様々な花で満ちている)

☆そして、この時期だから極めて重要な「体験入学プログラム」も行われる。多様なプログラムで、同校サイトによると、

《体験入学プログラム》
①ハンドベルを演奏してみよう!
②絵手紙を作ろう!
③Misono English Academyを体験してみよう!
④聖園の生活を体験してみよう!
⑤ロザリオを作ろう!
⑥布染めをしよう!
⑦パソコンでカードを作ろう!
⑧バドミントンを体験してみよう!

☆とある。「この時期だから」というのはどういうことか?それはつい先日5月16日に文科省が発表した2020年大学入試改革における「大学入学共通テスト」のビジョンとシンクロしている体験であることを示唆しているということ。

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☆もちろん、同校がその情報に合わせてプログラムをデザインしたのではない。大学入試改革がどうあれ、21世紀型グローバル社会は、英語のレベルや思考力のレベルが格段にあがる。そこに照準を合わせて組み立てていたら、政府の動きがシンクロしてきたということだろう。

☆今回の改革の大きな2つの柱は、英語と思考力であるが、前者については、「③Misono English Academyを体験してみよう!」で体験ができる。

☆思考力については、少し複雑だ。今までのように知識をたくさん覚えて活用するというものではなく、まずはやってみようというフィールドワークやプロトタイプを組み立ててみるというところから始まらないと、「主体的・対話的で深い学び」にならない。

☆聖園の場合は、「⑤ロザリオを作ろう!」「⑥布染めをしよう!」というプログラムでちゃんと体験できる。いずれも素材は、植物が関係していて、実は生産とは自然と向き合うところから始まるが、その直接体験が、子どもに創造の翼を広げるきっかけになることは間違いない。

☆そうそう、この創造の翼を広げるには、何時は高感度な身体的感性が養われる必要がある。「①ハンドベルを演奏してみよう!」と「⑧バドミントンを体験してみよう!」で体験できる。身体的感性とは、五感の繊細さ。聴覚や手の感触、動態視力、瞬発力など五感を研ぎ澄ますことが必要。

☆体験というリサーチやフィールドワークをしたら、編集をしなければならない。「②絵手紙を作ろう!」「パソコンでカードを作ろう!」で体験ができる。

☆リアルスペースでの編集、サイバースペースでの編集。これからはICTやAIを交えながら、両方の空間を脳内空間に取り込む必要があるが、その体験がちゃんと用意されている。

☆そして、なんといっても2030年に向けてグローバルゴールズを世界の人々と協働して達成していく時代がやってきている。それは、カトリック学校の理念≪man for others≫マインドがカギを握っている。「④聖園の生活を体験してみよう!」で体験ができる。

☆未来を見据えながら、それでいて普遍的精神を育てる教育の総合力を追究しているのが聖園女学院。そのエッセンスを見事に体験入学プログラムでデザインしている。

☆そして、そのようなカリキュラムポリシーをすでに今春新しいテスト「総合力」テストに反映した。

Mison
(同校サイトから)

☆データにあるように、重要な役割を果たすこととなった。今後も、聖園女学院の挑戦に注視していきたい。

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