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東京私立中学 合同相談会(4)国学院久我山女子部の改革の意味

☆国学院久我山の今井寛人校長に呼び止められた。来春から女子部の一般クラスをCCクラス(Cultural Communication Class)にヴァージョンアップするというのだ。

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☆男子部の一般クラスはそのままで、女子部を先行的に変えるという。なぜかというところまで、当日の会場があわただしいかったがゆえに、深く話をお聞きできなかったが、リーフレットを読めばおよそのことは了解できる。

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(21世紀型教育機構「グローバル高大接続準備教育」リーフレットから)

☆国学院久我山は、ご承知の通り、早いうちから別学で学校を運営してきた。そのため、男子部はある意味男子校の色が濃く、女子部は女子校の色がはじめから濃かった。

☆にもかかわらず、クラス分けは、同じだった。ところが、時代はグローバルゴールズにもあるように、ようやく女性の社会進出を制度的にも支援する時代になり、その活躍の場が、同時にグローバルな世界となった。

☆改革をするとき、共学校だと、全体を変えるところから始めなければならないが、別学の場合、外部環境の変化に応じて、どちらからでも迅速に対応できる。

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☆今回は、女子部からなのだ。というのも、男子は今まで通りまだまだ大学合格実績を出す教育をしっかりうたい、実績も出している限り、生徒獲得はなんとかなる。

☆しかし、女子校は英語4技能をみにつけ、海外でサバイブ可能な英語でコミュニケーションできる能力が必要となる。となると、学校の教室から海外に出て英語のスキルのみならず、文化的背景の違いを尊重しながら語り合う体験値が重要になるのだ。

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☆それゆえの決断であろう。そして、実は2020年大学入試改革は、賛否両論あるが、英語のCEFR基準B1に到達していることは、国際教養系大学のみならず、他の文科系の大学でも相当有利になる。

☆受験勉強路線ではなく、英語力強化路線で、今まで以上に大学合格実績も出せると合理的に判断したようだ。

☆2020年の大学入試改革の進み具合と女子部の今回の成果次第では、もちろん男子部も変わっていく。しかし、今は慎重かつ大胆に戦略的に動こうというのだろう。

☆私立学校は、経営と教育のバランスをとりながら、理想と現実をいかに統合していくか、そのかじ取りが難しい。今井校長の腕の見せ所でもある。

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