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東京私立中学 合同相談会(3) 異次元の共学校

☆みなさんはまだ気づいていないかもしれないが、2020年大学入試改革は、不発に終わる。本当は変わらなければならないし、文科省も不退転の覚悟で行っているのだが、昨日の東大のあるセミナーで、鈴木寛氏が言っているように、現場のネガティブ幻想が、改革を挫く。特に大学の現場。

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(今年も行列ができた三田国際)

☆そのことに気づいていちはやく動き出しているのが開成だ。どんどんアイビーリーグ級の海外大学に進学者を輩出し始めた。2020年大学入試改革は、2024年までは、かつての長崎の出島程度にしか進まない。

☆だから、「グローバル高大接続準備教育」なのだ。開成がこれを意識して行っているかどうかはわからないが、針路はこの流れに向かわざるを得ない。

☆文科省は、財務省が金を出さなかったら、どうするかは、実は腹を決めている。明治j初期の日本の教育は、そういうことだったじゃあないか。ここから先はあまりに恐ろしいので、ご想像にお任せする。とはいえ、2013年から、いや2009年からその準備に入っていて、その兆候がすでに顕れているのだが・・・。

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(工学院の進化も止まらない)

☆とにも、なんだ変わらないのなら、中高の学びを変える必要はないではないかと相も変わらず思う教師や学校もあるだろう。しかし、保護者の方々はそのようなところを選択するとあとで厄介だ。タイタニックになる可能性大だ。

☆2020年大学入試改革に向かって用意するのではなく、改革が出島程度にしか進まないから、2045年の激動の社会に向けてあらゆる知恵を絞り、ありとあらゆるネットワークを活用し多角的な手段を講じて準備をしている学校を探す方が得策だ。また、本間はオオカミ少年(老人だが)だよと思うかもしれない。それは、もちろん、私事の自己決定だから強いることはしない。

☆しかし、子供の未来の影の部分を回避できる進路を選択する方が良いのではないかと私は思うのだ。

☆今年の私立中学合同相談会は、多くの学校が教育の質、授業の中身、生徒の知的履歴を公開していた。確実に2045年対策になっている。2020年対策はきっかけにすぎない。

☆そのような流れを押しとどめようというのが、日本版大学ランキングなるものだ。目先の安心は、所詮ユデガエルをたくさん生み出してしまうだけなのに。なぜこういうことが平気で出来るのか、唖然とする。

☆まあ、しかし、そんなことをやっているところの批判的チェックをしている暇はもはやない。日本がダメになったら、世界も一気に危うくなる。ことは日本の問題だけではない。また大げさなとおっしゃる方もいるだろうが、20世紀末から仲間とその予想を1つひとつ検証して今日を迎えている私としては、右顧左眄するつもりは毛頭ない。

☆そのような未来に備える異次元の共学校は三田国際と工学院だ。両校は今の中3が中1になるころからその準備をしてきた。2018年は、その中3が高1になる。そのとき、いよいよ中高一貫の先鋭的21世紀型教育のグランドデザインの全貌が見えてくる。

☆それは、まだ見えてなかったのだ。エッ!あれだけ多様で先鋭的な改革を行ってきたのに、まだやるのかとお思いの方もいるだろう。改革にこれでよいということは実はない。改革―リファイン―改革―リファイン・・・のループが上昇気流に乗っていく異次元の共学校。三田国際と工学院について、詳しくはいずれまた語ろう。

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