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「グローバル高大接続準備教育」へシフトする必然性をリクルートが語る

☆リクルートが編集している広告記事がベースの2冊の雑誌を読んだ。「キャリアガイダンスVol.417」と「大学の約束」がそれだが、ちょうど「高大接続」の関係を知るにちょうどよい情報誌だ。

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☆中学入試市場、高大接続関連市場が、沸騰しているのがわかる。「未来準備教育」が満載。

☆変わらなければという不安より、変わるんだという安心感がなぜか薄気味悪い。

☆「多様性」や「哲学」「根源的」「本質的」など、私も多様する言説だが、それらが満載。「アクティブラーニング」ももちろんそうだ。

☆なぜ薄気味悪いかというと、言葉や意匠は変わるけど、社会システムは全く変わらないという安心感があるのだ。

☆鈴木寛さんの話も、ものすごく一般化していて、感度の低い抽象化になっている。議員だった時の言説がさらにまるくなっている。もちろん、「わかりやすく」と世間をあたかも「バカ」にしたトーンにせざるを得ない広告業界的な編集があるからなのかもしれないが。

☆そんな中で、本気出して編集しているのは、塩瀬准教授のお話し。いまここで確かに変化をつかんでいる何かがある。ただ変化するのではなく、コペルニクス的転回というパラダイムにまで届く何かが語られている。

☆各学校の事例ケースは、よくまとまっていて、ここまで改革できていない学校には役に立つので、この編集には頭がさがる。

☆しかし、MITメディアラボの伊藤穣一氏が全体を読んだら、もっとニューロンレベルの多様性に目を向けたらと言われるのではないだろうか。AIの作業と人間の作業を比較するのではなく、AIのシステムと神経システム・DNAシステムの比較こそこれからの未来準備教育。

☆学習指導要領の学習項目そのものが古すぎるということ。アクティブラーニングという新しいお酒も、学習指導要領という学習項目の古い器に入れても何も変わらないという格言はどこかにあったような気がするが。

☆しかし、日本の教育関連市場がようやく臨界点に達したということを表現しているととらえることもできる。そもそもドメスティック市場だったし、今もそうなのだから、その限界が確かな形として見えてきた。リクルートはそれを見事に映し出したというわけだ。そういう意味で日本の教育を変える巧みな戦略だ。

☆いずれにしても、次の市場ステージは、「グローバル高大接続準備教育」へシフトすることは間違いない。

Gpe

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