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富士見丘 突出する女子校

☆富士見丘学園は、あまりに突出していて、日本社会ではまだその重要性に気づかれていない可能性がある。特に女性の社会進出が、世界の国々と比較して遅れているので、官僚エリートを乗り越えて、グローバルゴールズを達成するために世界コミュニケーションを行いながら具体的政策をつくり、世界の中高生と協働していく女性のグローバルエリートを育成している実態に無関心な社会なのかもしれない。

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(女性のグローバルエリートを輩出する富士見丘のSGHプログラムのシーン。写真は同校サイトから。)

☆しかし、2030年までにグローバルゴールズを達成しようという国連を中心とした世界の動きは、ようやく日本でも広まってきたため、富士見丘が突出した女子校であることに、世間が気付くのも時間の問題だ。

☆同校サイトにはこうある。

6月24日(土)、SGH講座の一つであるサステイナビリティ基礎「グローバルワークショップ」がスタートしました。慶應義塾大学大学院大川研究室によるワークショップは、留学生を中心とした大学院生20名がファシリテーターとなり、生徒たちはグローバル社会の成り立ちや現状についての理解を深めるていきます。第1回の本日は、LEGOブロックを用いたコミュニケーションゲームを通して、正確に物事を伝えること、聞くことについて考えました。

☆さりげなく記述されているが、同校のSGHプログラムは、先生方が授業として行うサスティナビリティ基礎&演習と、慶応や上智など大学との高大連携プログラムがDNAのように二重らせんになって進行している。

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☆PBL型授業だし、C1英語の環境だし、ICTは当然だし、STEAMベースのリベラルアーツの現代化も、富士見丘の生徒にとっては日常の学びの世界。

☆今年度末、シンガポール、台湾、マレーシアなど海外フィールドワークで、グローバルゴールズを達成するために何をしたらよいのか、議論しながら、自分たちで新たな政策を検討し企画する壮大なプロジェクトがある。

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☆サスティナビリティ演習や基礎、高大連携プログラムは、その進化プロセス。特に高大連携では、フィールドワークに行く前に、スカイプやグーグルドライブを活用しながらWeb上で幾度も議論していく。

☆プロジェクトチームの中には、2025年までに、日本の経済発展や医療・教育システムを追い抜いてしまうといわれているマレーシアのイスカンダル計画を学びにいくところもある。

☆日本社会に根強く存在する男性原理では、もしかしたら、このような謙虚な姿勢はとれないかもしれない。日本社会における女性の状況があるからこそできる稀有なプログラムなのかもしれない。

☆そういう意味で、富士見丘は希望の女子校の1つである。

☆サスティナビリティ演習&基礎の同校の先生方による授業の様子は、21世紀型教育機構で参照できる。ぜひ、今まで見たこともない女子校をフィールドワークしに富士見丘にでかけてはいかがだろうか。

富士見丘 世界標準の教育(1)
富士見丘 世界標準の教育(2)
富士見丘 世界標準の教育(3)

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