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思考力入試を実施する学校をリサーチしよう(了)学校選択の確からしさ

☆保護者にとって、学校選択は、自分の子どもの世界を引き受ける大事な意志決定である。子ども中心主義なんてという学校や、子ども中心主義は大事だけれど、迎合しないようになんていっている学校は、確からしさとして、選択可能性は低くなる。

Photo(子どもは多次元の体験を通して、その中から自分の興味を見いだして才能の種とする。その際、多様な体験が、その才能と連合する。そのそれぞれの連合の強さは様々。したがって、才能の顕れ方は、ユニークとなる。ガードナーのマルチプル・インテリジェンスの魅力はここにある。)

☆中学入試の段階では、まだまだ子どもの才能は種の段階だ。いや種になる以前かもしれない。もちろん、かなり成長している生徒もいる。

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☆そういう生徒にとっては、上記のような20世紀型教育の学校でも、十分に才能を発揮できる。しかし、まだ種の段階だったり、種になっていない場合、子どもの‹自分の世界性›は開かれないまま卒業する。

☆海外大学などに行くと、ようやく‹自分の世界性›が開くというケースも少なくないが、種が成長する条件として、20世紀型教育の条件は厳しいものがある。

☆ところが、21世紀型教育の条件は、子どもの<自分の世界性>を開くことが可能なのだ。

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☆20世紀型で才能を開花するには、入学前に<自分の世界性>が開いている必要がある。だから、中学入試前の習い事が重視されてきたのだろう。21世紀型教育は、入学してから<自分の世界性>の種は開くし、まだできていない場合は種をつくるところから開始できる。その確からしさが高い。

☆そのときに注意しなければならないのは、21世紀型教育でも、子どもの1人で考える時間や読書の時間を意識して設定していない場合、ICTでどんどん宿題や予習の資料を送り、子どもの自分の世界性の成長を阻害する場合がある。

☆植物も肥料が多すぎると枯れてしまうものだ。

☆21世紀型教育という世界内存在としての生徒は、自分の時間をたっぷり持つことによって、そこで<自己の世界性>を広げ深めることができる。しかし、この<世界内存在>と<自己の世界性>の葛藤が、子どもの成長を促すということもある。

☆3か月留学などして帰国した生徒の多くが、考える時間が膨大だったと語るが、これは、極めて重要な<自己の世界性>を広げ深める条件があったと言い換えることができよう。

☆だから、思考力入試を実施する学校は、この考える時間を大切にしている可能性があるのである。つまり、子どもの<自己の世界性>を広げ深める学校選択の確からしさのサインだと思う。

☆思考力入試といっても、様々だが、首都圏模試の思考コードで、B2とC2、C3という論理創造型思考力をカバーしている入試の場合は、<自己の世界性>を開く確からしさは高い。

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