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突出校の評価の視野 学校選択の盲点~大阪・京都・名古屋で気づいたこと

☆富士見丘及び八雲学園、東京女子学園などは「突出校」である。しかしながら、そう評価することができる「見識者」は、まだそう多くない。3校の理事長・校長のことは業界人ならだれでも知っている。にもかかわらず、学校となると見えないのだ。なぜか?

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☆それは、米国のプレップスクールやヨーロッパの名門私立学校のような本物のエリートを輩出する学校だからだ。

☆だとするなら、高人気があってよいではないかと思われるだろう。しかしながら、東大を頂点とするドメスティックな学歴社会では、人気安定校しか視野に入っていないから、突出校は見えない。あるいは出る杭はなんとかなのである。

☆あるいは、実際にこの3校は、日本の私立学校にとって太陽である。私学助成金を保守でき、私学バッシングの風への耐性があるのは、みなこの3校の理事長・校長が全私学のために一肌脱いでいるからだ。そのための法整備への提言や支援活動に日々身体をはっているのである。

☆だから、私学が存続するのだし、受験業界が形成されていると言っても過言ではない。それなのに、・・・などと暴言や失言をはく教育産業人やエライ人がいるとは!天に唾するとはこのことだ。

☆しかし、太陽は、近くでは、あまりに眩しくいので、目を覆う。それゆえ、見えないのである。

☆だから、海外にいる方が見えやすい。ところが、3校のうちサイトでその突出している様子を映し出しているのは、今のところ富士見丘だけだ。それゆえ、富士見丘は日本から進出している塾に通っていない現地の塾や現地校に通っている帰国生から人気が高い。

☆視野が広いからであるが、かりに日本にいるときと同じ視野でも、遠くからは突出校も視野に入るのである。太陽もその美しさを眺めることができるのだ。

☆来春から、共学校になる八雲学園は、すでにラウンドスクエアという、国内では視野に入らないほどのスーパーエリートスクールコミュニティに加盟しているから、その教育の質は世界にとどろくだろう。

☆東京女子学園も、もう少しサイトでこまめに発信できれば、帰国生にその「突出」した教育の質をシェアできるだろう。C1英語の環境はもちろんあるし、全教職員、全生徒が1人1台iPadを持って授業やそのほかの教育活動に活用している。当然、そうなるとPBL型授業。人の中なる人となれという理念は、今やグローバルゴールズを達成するグローバルリーダーとして発展している。

☆そうはいっても、国内ではどうなのか?いや2020年の東京オリンピック・パラリンピックやドバイの万国博覧会で、日本中が世界に目を開かざるを得ない事態が起こる。

☆だから、京都が東京を通り越して、グローバルな世界に突入する。名古屋の一部の学校もそうなる。そうすると、首都圏も慌てざるを得ない。

☆なぜそんなことが言えるのか?それは、私のような素人でも、そこが、日本の経済社会を牽引する有数の企業の拠点であることを思えば容易に推理できるというものである。

☆もっとも、そう確信したのは、それらの企業に関連する幾人かの方から、「ホンマノオトや21世紀型教育機構のサイトで、読みましたよ。工学院に訪れたミネルバ大学のことについて興味をもちました。これからはこれですね」と声をかけられたからだ。

☆そうそう、ということは、もちろん、工学院も突出校である。なんてったってミネルバ大学の日本事務所の代表からそう認められたのだから、なおさらだろう。

☆人気安定校ばかりみていると、視野がかたまり、見えるはずのものが見えなくなる。だから、人気最先端校や先鋭的な学校は、戦略的に、少しだけ人気安定校と差異や付加価値をつける。人気安定校の視野で見える範囲内で。

☆しかし、そのような学校は、内部にはジレンマを抱えている。ドメスティックな人気に右顧左眄しながら経営を安定させるのか、世界を見て挑戦するのか。

☆突出校は突出校で、リスクテイカーとしての悩みはもちろんある。

☆いずれの学校も挑戦者である。やはり、教育も冒険は大切ではないか。学校選択をしようとしている皆さま、ゆらぎのない安定は、固まって衰退していく。揺らぎの中で安定=均衡点を求めながら突出した進化の道を歩むことこそ子どもの未来へ備えることなのではないだろうか。

☆とにも、視野を柔軟に広げることを今一度検討してみるのはいかがだろう。きっと、今まで見たこともない教育の景色が目の前に広がるだろう。

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