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共学校か?女子校か?男子校か?(2)

☆共学であれ、女子校であれ、男子校であれ、伝統と革新の両方が必要で、その組み合わせを行う教育イノベーションを21世紀型教育と言っているわけだ。

☆そういう意味では、20世紀型教育も、伝統と革新の両方が組み合わさっていて、19世紀以前の教育に比較すれば、教育イノベーションが起こっていたわけだ。

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☆それでは、21世紀型教育のイノベーションとは何だろう?それは脳科学と生命科学において、コンピュータサイエンスによって解明されてきた成果が活用されるということであり、伝統的な文化的社会的歴史的学問の成果もコンピュータサイエンスによってデータサイエンス的なイノベーションが加わったということを意味する。最終的には、もちろんAIというコンピュータサイエンス。

☆当然それは、グローバル社会、特にダイバーシティの問題を解決する際にも力を発揮するし、学校経営も、時間と空間を越境できる(現状日本では遠隔地を結ぶ教育は制約があるが)ようになり従来の人口学的な考え方を拡大できる。

☆市場ニーズもコンピュータサイエンスが生み出す第4次産業革命の影響を当然受ける。

☆結局、共学校、女子校、男子校の違いは、上記の図のような21世紀社会の環境の中で、最適な教育ができるのはどれなのかという、教育の質の競争であり、20世紀社会の環境であった学歴社会の制約からは早晩解放される。

☆2020年大学入試改革は、英語4技能と高次思考力が注目されているが、上記のような環境をどう読み解き、創造的問題解決をしていくかというときに、必要な21世紀型スーパースキルという氷山の一角が話題になっているだけで、水面下には上記の図のような20世紀社会から21世紀社会へのパラダイム転換が起きているということなのである。

☆英語4技能は、欧米では関係ないと言われる方もいるかもしれないが、CEFR基準のC1以上を問題にすると、大いに関係がある。CEFRは英語だけの話ではなく多言語の共通基準。したがって、日本語にもそのモノサシはあてられる。

☆C1日本語を活用できる日本人はどれくらいいるだろうか?それはイギリス人やアメリカ人にもいえる。C1英語を活用できるイギリス人やアメリカ人はどれくらいいるのか?

☆では、21世紀社会の環境で共学校、女子校、男子校のいずれが最適なシステムを創れるのだろうか?それは今のところまだわからないことだらけだ。

☆現状は市場ニーズによる人気投票に対応する共学校か、グローバル社会のダイバーシティーの問題解決に対応する共学校か、いずれかが現状でベストのシステムになっているということだろう。

☆では、それを乗り越える女子校や男子校は?脳科学や生命科学の成果をカリキュラムの構造に取り入れ、高次英語4技能、高次思考力を、授業の中でパーフェクトに活用しているところだろう。

☆現状共学校は、脳科学や生命科学に関しては、男女の違いなどの関係はnatureの枠組みを前提にしている。それでも、男女がともにいるから、人気投票あるいはダイバーシティに対応できる。

☆一方、女子校、男子校は、nurtureを意図的に考えなくてはならない。女子校、男子校で、男女の違いなどの関係をnatureの枠組みを前提にしかできていないところが、まずは学校経営が厳しくなるだろう。

☆なぜなら、natureを前提にすると、人気投票からは外れるし、ダイバーシティーに対応できないからである。そんなことはないとそのような学校が言ったとしたら、そのような学校ではグローバルゴールズを達成する学際的あるいはアンチ専門分野主義的な学びは出来ないはずである。つまり自己矛盾ということ。。。

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