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新しい学校選択 「教育の過程の質」第4の波<4>

☆第3の波は、20世紀経済社会の限界を保守する勢力と21世紀経済社会の誕生を企てる勢力のつばぜり合いだった。それは企業も学校も同じなのだが、企業内でも学内でもその葛藤はあった。

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(第4の波に乗る三田国際)

☆つまり、20世紀社会vs21世紀社会というのは、20世紀企業・学校vs21世紀型企業・学校という構図にはならなかった。企業・学校内が、20世紀志向性vs21世紀型志向性となっていただけである。

☆だから、第3の波で登場した学校の中には、21世紀的な革新性を帯びて表舞台に躍り出たのに、学内の20世紀志向性の勢力に盛り返され、結局波に飲み込まれてしまった学校もある。

☆この学内の葛藤は、いまもいつもあるが、この時期はもっとも凄まじかったのではないか。それを乗り越えて、21世紀志向性勢力がしっかり未来を見ている学校が、宝仙理数インター、海陽だろう。

☆しかし、3・11は、その情勢をもっと明快にした。21世紀型教育改革校と標榜するか、しないかそのどちらかである。というのも、日本国内で勝ち組になっっていればよかった20世紀経済社会は、もはや夢幻と化し、身近な世界にグローバーリゼーションは、影響をダイレクトに与えるようになってしまったからだ。

☆そして、このグローバリゼーションのウネリを動かしている主役は、残念ながら日本ではない。そう思っていないのは、日本のエリートばかりである。それゆえ、東大だ御三家だとまだ叫んでいるのである。ひどい塾になると、偏差値60以下の私立中高一貫校は眼中にないなどと人権を平気で無視するようなドメスティックなパワハラなみの言葉をはいている。

☆世界から見て、評価できる私立中高一貫校はあるのだろうか。東京に200弱ある私立中高一貫校。この学校が世界標準の学びを開発し確立すれば、世界からどれほどたくさん日本の中高に留学しにくるか!

☆相対的に治安も良い日本。歴史も文化も世界に人気のある日本。そこで学べるのだ。そこから、残念ながら、東大に進むのではなく、ハーバードやスタンフォード、ケンブリッジなどに進むのである。

☆そんな私立中高一貫校を創出しようではないか!こうして21世紀型教育機構(当時は21世紀型教育を創る会)が立ちあがった。最初は偏差値が低い学校が集まって何やらやっていうよと揶揄する20世紀型社会の影に居座っている業界人もいた。

☆しかし、テロが日常化する欧州や東南アジア、中東は、中高生も、命をかけて問題解決に取り組んでいる。そこで生まれるグローバル人材は、グローバルネットワークを世界中にはりめぐらし、ひと・もの・かね・情報を発信し、回収しクリエイティビティを生み出していくグローバルな視野を持っている。英語もICTも自在につかいこなす。

☆何より、世界の問題を解決するためのリサーチ、ディスカッション、プレゼンテーションに長けている。今では、STEAM教育×哲学という現代化リベラルアーツの素養も身に付けている。

☆日本国内で、隣の私立中高一貫校と椅子ゲームや勝ち組負け組を競い合っている場合ではない。そういう想いが、21世紀型教育を全面展開させるウネリが私学人の内面から湧き上がり、第4の波を生み出した。

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