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新しい学校選択 「教育の過程の質」第4の波<1>

☆2018年中学入試において、明快になることは、「教育のプロセスの質」の第4の波が発生することだ。

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☆上記のグラフは、第2の波の途中から始まっているが、中学入試の教育のプロセスの質の第1の波は1986年から1994年まで。

☆1986年に、高田馬場に「全国中学入試情報センター」が開設され、公開模試は偏差値と併願校情報を徹底的にリサーチした。

☆それまでは、各塾や、閉じられたテスト会によって中学受験は行われてきたから、各学校の教育の質は、長年子弟をその学校に通わせたファミリー層によって支えられてきた。今のお受験的雰囲気が濃かった。

☆しかし、それが偏差値という尺度で、画一的に効率的に学力ポジションが測定され、同じような偏差値グループが併願する学校の情報が公開共有されるようになると、偏差値の使い方は学校評価に短絡的に結びつき、それがまた大学合格実績と結びついてしまった。

☆ここから、中学入試の大衆化は始まり、大学合格実績があたかも教育の質を反映しているかのように錯誤されていった。

☆ちょうど、この1986年あたりから、「東大早慶上智MARCH」という言説も生まれ、学校選択に多大なる影響を与えるようになった。

☆しかしながら、これは、1979年に始まった共通一次試験が6年経った1985年に、その影響を中学入試にシフトする準備をすることによってなされたのであり、中学受験業界が、独自の領域を拓いたわけではなかった。

☆大学受験市場を高3から中1にさかのぼって拡大する受験業界のマーケット戦略だったに過ぎない。

☆そして、その市場の拡大の波に飲み込まれる形で、私立中高一貫校の教育のプロセスの質は規定されてしまったのである。

☆したがって、中学入試における第1の波は、「東大早慶上智MARCH」の結果を出す教育のプロセスを質とし、その質の高低が偏差値に結びつく形で学校選択が行われるようになった。

☆そして、第1の波の後半において、偏差値による平準化、画一化が、私立学校の入試における「面談」の機会を排除してしまったのも偶然ではなくあまりに合理的過ぎる帰結だったのである。

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