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新しい学校選択 「教育の過程の質」第4の波<9> 聖学院の使命

☆リクルートの「キャリアガイダンス2017年7月号」に、聖学院のSGT(スーパーグローバルティーチャー)が、思考力入試についてインタビューされている記事が掲載されている。来春早稲田大学が、「新思考入試」をスタートするが、聖学院は、もう6年以上前から取り組んでいるので、こんなに進んでいる中学入試というテーマが浮上したのだろう。

☆また、6年前当時かえつ有明のリーダーで、聖学院と同様思考力入試に取り組んでいた香里ヌヴェール学院の石川学院長もインタビューされている。

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☆そして、「思考コード」を開発して、一気呵成に中学入試市場に「深い学び」を広めた首都圏模試センターの取締役教育情報部長の北氏もインタビューされている。中学入試の思考力入試の仕掛け人勢揃いの特集。

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☆やはり、リクルートのキャリアガイダンスの編集者は、時代の最先端をつかむ高感度な情報収集力を有している。このような記事を企画できるというのは凄いことだ!

☆そして、ついにここまできたかというのは、この記事は、中学入試市場における教育の過程の質の<第4の波>の特徴を言い当てていると同時に、2025年に生まれる<第5の波>を予感もしている。

☆もちろん、この<第5の波>を生み出すリーダーに聖学院のSGTはいる。というか、それは聖学院の使命そのものだ。というのも、聖学院は思考コードとは別路線のルーブリックを創ろうとしている。

☆そこには、「知識集約型」の授業など越境しようとしているし、思考コードのC領域はたしかに重要なのだが、C領域が大事なのだと言っているだけでは、何も変わらないことを知っているからだ。

☆つまり、聖学院のSGTは、PBL型授業の真骨頂である「知識創造型」である教育イノベーションを生み出そうとしているし、それは紛れもなくC3以上の領域を予告しているのだが、その領域を広く深く考え巡るための「究極の知のスキル」を先行的に開発しているのである。

☆聖学院をはじめとする21世紀型教育機構加盟校は<第4の波>を牽引しているのであるが、同時に<第5の波>を予感させる教育活動も行っている。

☆リクルートの情報誌「キャリアガイダンス」は、この<第5の波>が生まれる寸前の<第4の波>を的確に表現している。いよいよこの空が灰色に染められたのだから、ミネルバの梟は飛び立つことになる。

☆一時期の歴史が終わって、ようやくその歴史を了解する知の女神ミネルバは飛ぶという解釈もあるが、実はそのミネルバは次の時代を創出する知の女神でもある。

☆今、聖学院は<第5の波>としての未来へ飛ぼうとしている。さて、工学院とどちらが速いだろうか。もちろん、どちらも頑張ってほしい。

※聖学院の「究極の知のスキル」が生まれているSGTの自主研修シーンはこちらから→「聖学院の授業でコペルニクス的転回体験。」

※工学院の突出した教育創出のシーンについてはこちらから→工学院 ミネルバ大学もうなるSGT教師陣

☆なお、聖学院のSGTチームは、9月3日の第1回21世紀型教育機構静岡シンポジウム」に参加する。加盟校静岡聖光は、聖学院同様、男子校でありクリスチャンスクール(プロテスタントとカトリックの違いはあるが)でもあるので、応援するために駆けつける。

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☆思考力セミナーも同時開催。静岡聖光の先生方と協働で行うセミナー。聖学院の思考力入試の根源的なソフトパワーが体験できる。この根源的な問いが、「思考力ものづくり」「難関思考力」という発展編を生み出す。そして、その先の<第5の波>をも生み出すチカラである。

☆ソフトパワーであるがゆえ、参加する生徒以外は体験できない守秘性があるが、子どもがハッピーであることが最優先なのでご了承いただきたい。、

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