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強烈に動き出した私立中高一貫校 首都圏模試センター主催新市場拡大セミナーで(3)

☆中学入試市場の活性化のために、たとえ話としては、OSを変え、古いソフトをアンインストールし、新しいソフトをインストールする。この新しいOSが、「しゅとCommu」というプラットフォーム。

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☆そして、その新しいソフトが「思考力」なのである。もちろん、思考力はブルーム型のタキソノミーに沿って作られた思考コードによって、多様で深い思考力のことを示している。

☆もっというと、今までの思考力ソフトは低次思考で、記憶した知識を論理的に配列できれば良いレベル。そんなあと思うかもしれないが、今回の大学入学共通テストの記述問題もそのレベル。それ以上の高次思考≪higher order thinking≫は、大学の個別入試で作成してねというのが、2020年大学入試改革。

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☆ということは、大学に進学するには、最終的には「高次思考」を学び、それをアウトプットする表現力が必要になる。従来の中学入試は、大学入試を逆算してつくってきたから、今後の中学入試は、結局高次思考に照準を合わなければならない。

☆それで、思考力問題を2科4科で出題したり、適性検査で出題したり、思考力入試でダイレクトに出題するようになってきた。しかも、大学入試と言えども、そこまで出題するのなら、たんに正解が1つの問題の解き方を記憶する学びとは違い、かなり本格的本質的な学びの機会が増えるわけだから、子どもの才能に光をあたえることになると首都圏模試センターは考えた。

☆ならば、中学入試市場を一気呵成に思考力型OSに切り替えてしまおうという話。それが21世紀型教育とシンクロしたわけであるから、歴史的必然性ということになる。

☆かくして、2013年からまずは首都圏模試センターはメディアを啓蒙した。メディアも教育改革の情報が欲しいから、そこは一気に連係プレイとなった。

☆メディアは取材が基本だから、では21世紀型教育改革を行っている学校の授業を取材しようということになった。

☆首都圏模試センターの発信力がメディアを21世紀型教育OSの学校につないだわけだ。当然メディアはブランドと革新のバランスをとるから、相変わらず古いOSの記事も載せ続ける。

☆だから、改革はメディアの本来の意図に反して、一気呵成に進まない。進んでから、やっとメディアは本格的に動き出すからだ。

☆そこで、首都圏模試センターは、サイトやSNSで大量にメディア発信をするようになる。模擬試験会社でここまで大量にウェブで情報を流しているところは少ない。スマホで情報を得る世代が中学受験生の保護者だし、ネット出願も増大し、ウェブ情報を無視できない時代になった。

☆にもかかわらず、紙媒体にこだわる中学受験市場の古いOSは、新しいソフトをインストールできないから、フリーズしたままになる。

☆こうして「しゅとCommu」プラットフォームは形をなした。当然、新中学市場を創出する側に立つ学校も、このプラットフォームに結びつくには、OSを新しく切り替えなければならない。

☆かくしてイノベーティブなマインドセットが、一気呵成に出来上がったのである。それゆえ、強烈に教育イノベーションを起こす私立中高一貫校が2018年たくさん出現する。そうなっとき、保護者の皆さんは何を指標に学校を選ぶのか?

☆それは思考力のパワフルなソフトがインストールされている学校に決まっている。パワフルとはどういうことか?

☆それはアドミッションポリシー、カリキュラムポリシー、ディプロマポリシーを一気通貫するソフトである。新入試、新授業、新進学実績という現象ががんがん生まれている学校である。

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