迫る!「第1回21世紀型教育機構静岡シンポジウム」【1】
☆思考力入試は、2020年大学入試改革で話題になっている論述を中心とする問題や改訂学習指導要領の目玉である「主体的・対話的で深い学び」に対応している。また英語入試もまた、その大学入試改革で注目されている英語4技能入試に対応している。特に英語入試は、その改革が前倒しになって、いわゆる早慶上智MARCHで、外部英語検定試験のスコアを英語入試に代替したり、そのスコアを合否に加算したりする動きが加速している。
(21世紀型教育を実践している聖学院SGT=スーパーグローバルティーチャーチーム)
☆東京からは、文科省の「高大接続システム改革会議」のワーキングループのうち「大学入学共通テスト」の会議のメンバーでもある工学院大学附属中学校・高等学校校長平方邦之先生が、2020年大学入試改革の肝とその本当の背景について、一般メディアでは明らかにされていない大事なことを語る。
☆また、聖学院からは、東京の元祖思考力入試の拠点を作り上げ、メディアでも広く取り上げられている先生方が勢ぞろいする。
(思考力入試をはじめ、聖学院の21教育企画部調児浦良裕先生。数学科教諭)
☆実は平方先生の前任校は聖学院であり、そのときの仲間が今回の聖学院の先生方でもある。平方先生とその仲間たち。彼らが、首都圏の中学入試の流れを変えたと言っても過言ではない。その影響は中学入試にインパクトを与えたのみならず、大学入試にもストレートに影響を及ぼした。
(PBL型授業やタイ研修によるGlobal Immersionという新しい国際的なボランティア&インターシップのプログラムを創出。高等部長・国語科教諭伊藤豊先生)
☆来春、早稲田大学は、1000人くらい対象になると思われるから、まだ実験的だろうが、「新思考入試」を新設。その入試問題のスタイルは、聖学院の思考力入試に似ている。深い思考力を問うスタイルというのは、中高大の区別なく同じであるということが、改めて了解できる。
☆今春、聖学院では、思考力入試をはじめ21世紀型教育改革をスタートした生徒、つまり21世紀型教育体験1期生が卒業。医学部やいわゆる早慶上MARCHなどの大学合格実績が大飛躍した。
(数学的思考力ベースの思考力セミナーを創出。IBの数学にあるような根本的なかつ身近な社会生活に密着にした 数学的思考力養成をモットーとしている。数学科主任本橋真紀子先生。今回、静岡聖光学院の数学科の先生・生徒とコラボして「思考力セミナー」を実施。)
☆聖学院の21世紀型教育改革と前倒しで行われつつある大学入試改革の思考の枠組みが見事にマッチングしたといえよう。
☆静岡聖光学院の6年後、つまり2023年の未来を重ねてみることができるできるだろう。2023年といえば、大学入試改革が本格稼働し始める頃である。
☆このままの日本の教育の将来は、危うさでいっぱいであると警鐘を鳴らす見識者はたくさんいる。そこをどう乗り越えるか、多方面で改革も行われ始めている。21世紀型教育機構は、その先駆けであり、すでに実績も出はじめている。子供の未来を創る教育をいっしょに考えるすてきな機会となるだろう。
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