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香里ヌヴェール学院夏季教員研修 21世紀型授業進化する 生徒が集まる理由

☆今春、校名変更、男女共学化、21世紀型教育改革を果たした香里ヌヴェール学院中学校・高等学校は夏季教員研修を実施。毎月のように石川学院長と実施しているが、今回は外部のPBL型授業のコーチとICT活用トレーニングコーチの2人とコラボした。
 
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☆21世紀型教育における授業改革は、C1英語×PBL型授業×ICT×リベラルアーツの現代化の諸関係によって遂行されている。
☆今回は、今春行われた京都大学特色入試のうち、医学部人間健康科学科の論文試験を素材に行われた。この問題は、高度な英語力を要する問題、多様な他者との関係について客観的にとらえつつ、自分であればどうするのか問う問題、介護の在り方や自分だったらどのような探求をするのか問う問題が次々と出題されている。
 
☆まさに、C1英語力の真価発揮の問題だし、ヌヴェール科という探求学習の腕の見せ所であるし、保健体育科の活躍の場であり、教科横断的な協働作業の機会でもある。
☆生徒がこの問題を考える方法論や編集の仕方や表現の仕方など思考するスキルを改めてシェアできる問題だ。
 
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☆また、なんといっても、この問題全体を通して、STEAM教育と哲学的思考の端緒につけるから、リベラルアーツの現代化はいかにして可能か議論するよき機会にもなった。
☆4グループが、保健体育とキャリアデザインの協働作業、英語科の協働作業、教科越境的な協働作業、ヌヴェール科の協働作業など、様々な教科の教員の組み合わせの協働作業の成果を、スクライビングスタイル、つまり、授業の構造を可視化しながらプレゼンしていく。
 
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☆そして、その都度、コーチから問いが投げられ、ロイロスクールノートで共有していく、実は今回は、今年6月に中1・高1の学年から生徒一人一台のiPadを活用したPBL型授業が行える環境になったので、ICTをPBL型授業で活用する実習研修も兼ねていた。
☆それで、コーチも、PBL型授業をデザインするコーチとICTの活用方法をトレーニングするコーチの2人とコラボしたのだった。
 
☆要するに、考えて作ったり表現したりしたあと、その現場から問いを引き出して、再び考え、表現して、共有して、リフレクションしていくというループを何回も循環させていくのである。
 
☆京大があらかじめ用意した問いは、たしかに深イイ考える問いなのだが、それはどちらかというとコンテンツ重視の問い。コーチが投じる問いは、それぞれ個人が、あるいはそれぞれチームが、その深イイ問題について考えた内容を、互いに比較して、差異を追究したり、ルーチン化した授業言説を再度問い返し、フリーズしたものの見方を解氷していく議論を生み出すことが役割だ。
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☆香里ヌヴェール学院の教師は、そのような研修にドップリ浸って、自らをリフレクションして、自己変容できる知性を有している。
 
☆自己変容型知性集団である学校は、学習する組織が土台にある。真面目と非真面目、あるいは学びと遊びが交差しているプレイフルラーニングが行われているわけだ。
 
☆今回ヌヴェール科の協働作業の成果として、RPG型授業が行われた。他者というメンタルモデルのロールプレイをしながら、他者を理解する過程を議論し合う授業。
 
☆香里ヌヴェール学院の授業は、進むにつれて、生徒は没頭し、世界を広げていくGrowth Mindsetがなされるのだ。なるほど、生徒が集まる学校である理由はここにある。

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