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私学展で響いた第5の波の音とは?④

☆聖学院の副校長清水先生からメールをいただいた。2日間でブースに相談に訪れた受験生・保護者の組数は前年対比145%だったということだ。同校は中高一貫校で、高校入試がないにもかかわらず、私学展で年々人気が上昇。今年も好調だった。
 
 
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☆低学年の息子のいる30代の保護者が、教育変革や社会変化に対する鋭い感性を持っているのに改めて時代のウネリを感じたということだ。
 
☆やはり、30代から40代前半の保護者は高感度なアンテナを持っているし、その選択眼は複眼的で鋭いようだ。
 
☆それだけ、子供が未来でサバイバルするスキルは何か?どこで身に着けられるのか?どの路線を選択するのか、それとも新しい路線を創る側になるのか?今までの進路戦略ではなかなか満足のいく道が見えないということを、自ら肌身を持て感じている世代ということでもあろう。
 
☆そのような保護者が、聖学院に相談に訪れるのにはわけがある。それは、清水副校長が正解を提示してくれるからではなく、いっしょに対話をして突破口を親身に考える場を大切にしているからだ。
 
☆共感的コミュニケーションとかNVC(Nonviolent Communication)とかが浸透している学校は、子供だけではなく、保護者にとっても頼りになる拠点だ。核家族化は今や当たり前だが、そうなると、子育ての悩みに耳を傾けてくれる場がない問題が久しい間横たわって今にいたっている。
 
☆子供にとっても保護者にとってもケアの場である学校。これは意外と大切なことである。

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