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私学展で響いた第5の波の音とは?(了)チェンジホールをワープする仲間

☆「教師の枠内の学び」から「教師の枠を超える学び」へ、あるいは「予定調和の学び」から「予測不能な学び」へ、あるいは「安心安全地帯での学び」から「冒険する学び」へという流れは、各学校の現場で起きている。まだ小さく細い流れだが、やがて合流し、激流となる。
 
☆その大きな激流のはじまりの小さな音が響き始めているのを、たしかに私学展で聞いたのだ。その大きなウネリとなる第5の波の音を言い表すキーワードは2つあるが、まだぴたりと表現しきれない。しばらく、耳を澄ましていきたい。
 
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(神崎代表と対話した後、福島で平方校長とワークショップセッションをしたり本を斜め読みしたりして、自分なりに沈潜した。)
 
☆お盆休み直前に、株式会社カンザメソッド代表神崎史彦氏と対話した。氏は東進ハイスクールで講師を務めながら、多くの小論文やAO入試の対策のメソッド本を出版している。メソッドといっても、いわゆる受験テクニックではなく、生徒自身が自らの存在の在り方を変容できるクリエイティビティを身に着ける創造的思考スキルやGrowth Mindsetスキルである。
 
☆また、自ら「カンザキメソッド AO・推薦入試対策ゼミ」の教室を起業している。だから、日本全国の学校から講演や講義の依頼が殺到し、東奔西走しているエネルギッシュな人材だ。
 
☆そしてさらに、多くの教育コミュニティのプロデュースをしたり、スタートアップという異業種とコラボしてイノベーションを起こし、社会を変えていくクリエイティブマインドの持ち主で実践者。
 
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☆起業家精神というのは、大きな流れを生み出す仕事をいきなりするのではなく、日常の中に神が宿っているのを発見し、まだ人々が気づいていない問いを生み出す。それを解決する仕事を共有する動きをタフな精神で練り上げていく。
 
☆その新たな解決の仕事の共有が新市場を創出する。今回≪チームG2C≫を立ち上げるメンバーとして神崎氏と意気投合したのも、この意味での起業家精神を共感共鳴共振したからだ。
 
☆私たちは、学校の教師ではないが、先生方と現場で多様な問題を共有している仕事をしている。そこで生まれている問題は、学校の枠内のものもあるし、学校の枠では解決できない問題もある。学校の枠では解決できない問題には、自治体や国レベルの構造的な問題があり、それは一朝一夕ではなんともしがたいが、構造上の問題であることを先生方と共有することによって、今まで感情的な問題だったのが、理性的な問題解決のステージにシフトできる。だからといって、すぐにはどうしようもないから、制約の中でどれだけ自由を創出するかというメンタルケアはできる。
 
☆しかし、それだけでは、何も変わらないから、新市場はできない。新市場ができなければ、様々なアイデアが集積しないから、構造転換のウネリをつくることができない。
 
☆しかし、そんなときにGrowth Mindsetを広げていく。すると、学校の枠内にもあり、社会的な構造の中にも共通してある手つかずの問題があり、その問題解決を縛る制約がないにもかかわらず、解決しようという気づきがなかったり、気づいていても解決できないのではないかという幻想の壁がある。
 
☆その解決してかまわない問題を発見し、スタートアップすると新市場が創出するのである。学内でも社会的構造でも共有できる問題。それを学内で行うと、残念ながら市場につながらない。社会的構造内で行うと、学校と葛藤を起こす。現場に押しつけがましくなるからだ。しかし、現場はそれに気づかない場合が多いから、企業の誘導にのって、学内問題は解決しないどころか、新たな問題を引き起こし、学内はただ多忙になるだけのケースが多い。つまり時間泥棒という強欲資本主義に巻き込まれる。
 
☆だから、学校の経営陣の企業に丸投げしない、コーディネート力やマネージメント力が重要になる。しかし、これもまたうまくいくのはレアケースだ。取り込まれるのが通常である。
 
☆というか、官学産は、文科省や大学、企業にかかわらず、どの役所も同じように既得権益を作り出しているから、ここに学校1校が、立ち向かっても何もできない。ドンキホーテだし、村上春樹よろしく壁にぶつかって壊れる卵になろうとする行為だ。もちろん、それは重要なことだが、私たちはもっと脆弱な存在だ。
 
☆では、どうするのか?そこでGrowth MindsetとCreativityなのだ。自己変容人材、自己変容組織、自己変容社会、自己変容世界に共通するまだ気づかれていない、あるいは気づいていても諦められている、あるいは防衛機制が作動している問いを見出すことである。
 
☆この気づきは、いつの時代も、起業家精神×アート×数学的思考×科学的精神(文系理系を統合した科学的精神)の関係帯による。
 
☆すでに、首都圏模試センターは、「思考コード」という新たな問いを、現場と市場と結びつけて、社内スタートアップを開始した。英語4技能は、CEFRという言語コードだから、欧米の言語=思考という親和性を活用して、首都圏模試センターは、高次思考力と高次英語力を中学入試市場の礎にした。
 
☆これによって、中学入試市場に新中学入試という新市場を創出し、今までの2科目4科目入試の中にも、高次思考問題を埋め込む流れもできた。これを「思考コード」を媒介して、コンピュータ処理と結びつけることによって、一気呵成に中学入試市場の第5の波が立ち上がる川床ができた。あとは、激流が流れ込むだけだ。チェンジホールをワープできる「思考コード」を見出したのである。
 
☆しかし、川の流れは蛇行しなければおもしろくない。新しい川床だけれど、決められた路
線だと、結局は安心安全の学びしか広がらない。これだと、従来型の教育関連産業のやってきたことと同じだ。
 
☆そこで、首都圏模試センターの山下氏と北氏と株式会社カンザキメソッドの神崎氏がコラボしはじめたのである。また、英語に関しては、すでにIBティーチャーとしてIBの生徒とともに学ぶサイバー空間を起業しているGLICC代表鈴木氏も参画する。
 
☆このチームG2Cは、現場の先生方も協働する。いったい誰か?それはいずれご報告したい。ともあれ、それぞれの足場のいまここにいながらにして、しかし共通の世界を変えるチェンジホールを行き来しワープするチームの活動を期待してほしい。新たなキーコードを見出し創出することだろう。
 
☆最初は9人で活動するけれど、その9人のそれぞれのネットワークが順次動き出すから、少なくとも100人以上の変容促進組織が育つだろう。第5の波が立ち上がるのである。

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