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早朝ミーティング 発達指向型組織(DDO)を目指して

☆学校は、お盆休み直前も静かに深くダイナミックに動いている。昨日も富士見丘学園で、広報部長&グローバル学習支援室室長の佐藤一成先生と対話して、かくも大きな変化を遂げようとしているのかと感じいって帰ってきたばかりだ。
 
☆そして、このお盆休みに富士見丘論のような覚書をホンマノオトしようと思っていた矢先、今朝ある学校の先生から電話があった。この学校も大変貌を遂げようとしているのだと昨日の佐藤先生との対話を思い出しながら耳を傾けていた。
 
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☆それにしても、時代のウネリなのだろう。ちょうど中土井氏からも、メルマガが届いていた。氏は、ハーバード大学教育学大学院教授ロバート・キーガン、リサ・ラスコウ・レイヒーによる「なぜ弱さを見せあえる組織が強いのか」の監訳を担当しているので、その告知メールであったが、【組織は「作る」時代から「発達させる」時代へ】というテーマで、こんなことを書かれている。
イノベーションや変革が叫ばれるのが当たり前になっている中で「変革する組織とは何か?」が真剣に語られている様子はなく、以前として20世紀までの古いマインドセットのままで「組織づくり」が語られてしまっています。
増え続けるメンタルヘルスの問題、社会問題化するブラック企業、それをなんとか解決しようとする働き方改革といったテーマの数々が「時代遅れの組織」によって引き起こされているのだとしたら、私たちが見出すべき21世紀型の組織や組織運営の姿とは一体どういうものなのでしょうか?
☆あとは読みなさいということなので、kindleですぐに購入し、例によって斜め読みした。安心安全地帯にいて、国際理解教育を実施するより、世界という環境の中にどっぷり浸って、グローバル教育=グローバルイマージョンズズをやるのだという佐藤先生の不退転の覚悟とシンクロするGrowth Mindsetがなされているのが本書。
 
Ddo
 
 
☆キーガンの研究は大人の発達段階と組織の研究だが、私自身は、コールバーグ―ハーバーマスのコミュニケーションの発達理論をベースにしているから、非常に読みやすい。ハーバーマスが社会的構成主義者であるかどうかは、なんともいえないが、この流れがJ.J.ルソー、カント、ヘーゲル、ピアジェ、デューイ、ローティ、シーモア・パパートなどの系譜であることは了解できる。
 
☆私は、半ば強引だが、この系譜を≪私学の系譜≫と呼んでいる。したがって、キーガンのようなマインドや理論、実践が中高でもすでに行われていることも知っているし、実際にこうして立ち会ってもいる。
 
☆研修などをいっしょにおこなうとき、今までの組織を改善し、10を質のよい10にするようなカリキュラムマネジメントではなく、10を100にも1000にもする発達指向型組織にしようと共感共鳴共新できるようにファシリテートする。うまくいくかどうかは、そのとき次第で、一般化できないのが、弱みであり、だからこそ希少価値があるという強みでもある。
 
☆この夏、多くの私立学校で、キーガンの語る意味と同じようなDDO(Deliberately Developmental Organization/発達指向型組織)を創発しようと静かに深くダイナミックに動いているのであろう。
 
☆いずれいくつかの学校のDDO創発について、ホンマノオトしようと思っている。
 

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