学校選択の目【17】聖徳学園 世界に誇れる私立学校(とりあえず了)
☆説明会会場のホールは地下だったので、1階のオープンスペースにデザインされているラーニングコモンズを眺めつつ、すぐにゲートをでた。新校舎を写真に撮っていると、わざわざ追いかけてきてくださる先生がいた。
☆私は、視力が弱いため、信号をわざわざ渡ってきてくださって、はじめて、英語科教諭の山田健治先生だというのがわかった。
☆山田先生とは、15年以上前からお会いしていて、そのときからファシリテーターのこととかディスカッション授業とか、イングリッシュエッセイのことなどいろいろ教えてもらっていた。
☆その当時から、スカイプなどを利用して、国際交流授業をやるなど、最前線の英語の授業の研究開発者として重要人物の1人。聖徳学園の英語科の教諭は、ICTを駆使する先生、グローバルゴールズに関係する英語の授業をデザインする先生など、意欲的な先生ばかりだ。
☆山田先生も創意工夫がなければ英語の教師ではないというほど熱心。特に、素材と思考スキル(つまり、WhatとHowのバランスをデザインする)の両側面を、英語の授業に展開するから、英語力が貧困な私が見学していてもワクワクする。目の前で、懸命に考えている生徒、エッセイの書き方を工夫している生徒、プレゼンする生徒。
☆もちろん、アクティブラーニングだし、ICTもがんがん使っていく。21世紀型教育のファーストペンギンだと思う。
☆最近は、どうですかと聞いた後で、すぐに愚問だなと反省した。当然さらに新しいことにチャンレンジにしていると回答するに決まっているからだ。
☆しかし、聞いてよかった。今は中学生を中心に英語教育を実践されているから、まったく新しいプログラムに挑戦しているということだ。
☆今では、私たちはマニュアルを完全にマスターしてからPCやスマホをいじるようなことはしない。いじりながら、わからないことは、調べながら、ヘルプに尋ね、友人に聞きながら、仕組みをマスターしていく。
☆従来の英語教育はどうだろう。まさに、文法というマニュアルを完全に理解してから、英語を話したり、読んだりしてきた。
☆しかし、いまここで身近な素材で、英語をまずは使ってみようからスタートして、そこから言葉のルールを見出していくやり方を、山田先生は実施しているようだ。
☆「まずはやってみよう→つくる・つかう→話し合う→ふりかえる→・・・」という循環の中で知識やルールを理解していく、応用していく、論理的に推理する・・・というのは、まさにアクティブラーニングそのものである。
☆山田先生と対話しているうちに、イマジネーションが膨らんだのである。文化祭を案内しますと誘っていただいたのだが、いずれ授業見学に伺うことを約束して別れた。
☆改革が進んでいる学校の教師は、教育の実践と教育の理論の両方について、語り合うことができる。それは瞬間なのだが、同時に意識の時間と空間と速度は瞬時に共有できる。
☆今度は、品田先生、山田先生をはじめ多くの先生方の授業を見学して、またご報告したい。
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