« 学校選択の目【9】医学部進学 全寮制学校 愛光・北嶺・海陽 | トップページ | 学校選択の目【11】医学部進学のキャリアデザイン »

学校選択の目【10】医学部進学の多い女子校

☆「進学レーダー2017年9月号」 によると、桜蔭の医学部合格者の卒業生数シェア(現役以外も入れて)63.2%、白百合学園48.3%、雙葉40.4%、豊島岡女子学園39.4%だ。これに比べてJGは、24.1%である。

 

☆医学部進学は、今後第4次産業革命で、ますます重要な領域にかかわるキャリアデザインになる。そういう意味では、これらの女子校に期待がもてるが、医学分野のイノベーションを起こすという意味では、もう少し横断的で自由度の高い発想が求められるようになるだろう。
 
☆すると、JGくらいのバランスの良いキャリアデザインが望ましいのではないか。愛光のように、地方の全寮制学校というのは、ある意味、医者そのものが必要な地域性があるだろうが、東京において、医学領域の研究は、もう少し幅広いし領域横断的な思考様式が求められる。
 
☆上記のJGを除く女子校が、先進的な医療領域のキャリアデザインをしているとは、もれ伝わってこない。ある意味、白い巨塔のイメージを払しょくできない医学部進学への伝統的な雰囲気を保守しているように思われる。
 
☆JGの教育力が魅力的なのはそこかもしれない。もっとも、何が何でも医者になると決まっているなら、桜蔭、白百合、雙葉、豊島岡女子が近道だということだろう。

|

« 学校選択の目【9】医学部進学 全寮制学校 愛光・北嶺・海陽 | トップページ | 学校選択の目【11】医学部進学のキャリアデザイン »

学校選択」カテゴリの記事