≪ホンマノオト≫10周年記念会議(2)希望の国のエクソダスから
☆今回の10周年は、「Ⅹ」という表記も活用した。文字通り「10」の表記であるが、「エックス」の表記でもある。だから、10周年のみならずもう少し前から、思い出話をして、さて、次の10年=NexteⅩをみんなで開きましょうというプレゼン。
☆ 開く=創造的破壊=すぐに創発という意味も込めて、次の時代を「創発の時代」という前提からスタートした。
☆みんなで、ミネルバ大学のあの動画を見て、この次の教育活動は何かを創発しようとまず確認。オックスブリッジでは、テストにラップトップ使用可になるかもという記事を確認(すでにfacebookで共有していたから、軽く)して、写本→活版印刷→パソコンという流れを止めることは創発的民主主義にあっては、とめられないねと共有。そして、伊藤穣一氏の「9プリンシンプルズ」と私たちは同期していることも確認。
☆伊藤穣一氏がでてきたところで、氏がまだMITメディアラボの所長ではないころ、すでに2000年より以前から、村上龍のインタビューを受け、希望の国のエクソダスの主人公にシンクロしていたという感想をもったという思い出話にワープした。
☆この主人公は、私立中学校の男子生徒がモデルらしいのだが、だれがモデルということよりも、伊藤氏のような人物が、21世紀を拓いたのだという仮説を共有。
☆私自身はそのような仮説を立てて、2001年11月11日に、青山のHondaのビルで、松岡正剛氏とセミナーをやったんだったという思い出話をした。そのころから、学校とHondaとNTS教育研究所とでコラボして、今のPBLをデザインしていたけれど、そのときに、伊藤穣一氏にヒントを得ていたし、MITメディアラボのシーモア・パパート教授の3Rから3Xへというコンストラクショニズムの系譜に乗っていたという話もした。
☆この系譜は、私学の系譜とシンクロするので、つながるのは必然だったよねと。そして、何より、希望の国のエクソダスで、主人公の16歳の男子生徒が、「この国には何でもある。本当にいろいろなものがあります。だが、希望だけがない。」と語った言葉に、共感して、そのころから、学びは「希望」を生む泉であるという想いで、今もやっているみたいな話をした。
☆集まったメンバーは、希望の私学の先生方とそれを応援する仲間たちだけに、原点はそこだよねと。
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