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学校選択の目【20】聖徳学園 世界に誇れる私立学校(続編 了)

☆聖徳学園の中学の英語の≪構造≫はかなり同一性があるが、授業1つひとつは、テーマや学年、クラスの状況に応じて変幻自在だから、その前後を俯瞰しないと、普通は気づかない。
 
☆今回は英語の授業が目白押しだったので、つなぎ合わせることが可能だった。俯瞰できる機会に遭遇できたわけだ。実にラッキーだった。
 
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☆本格的なプレゼンテーションをするための学びの空間も新しく建てられて、授業で議論したり、編集制作したり、リハーサルしながらシェアして、立ち臨む。バックヤードとステージという空間の差別化が、程よいクリエイティブテンションを生み出す。

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☆ブラジルがテーマの英文を読んで、その要約という論理的思考のトレーニングで終わることなく、さらに自分たちで興味をもったところを調べて、深堀して、プレゼン内容を編集する過程はやはりきちんと意識され、≪構造化≫されている。

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☆聖徳学園の授業というのは、知的な対話に没頭している生徒の姿が随所に見られた。学びそれ自体、探究それ自体がプレイフルであるという様子が心地よい。

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☆高2、高3の授業も拝見したが、大学合格に向けての授業が中心。一見すると、大量の知識の整理を行っているように見えるが、知識の背景にある多様な文脈や情報を動員しながら、授業の構造化から、知識そのものを生徒自身で構造化する段階にシフトしていた。このような弁証法的問答形式の授業はどこか神聖な雰囲気があった。

☆アクティブラーニングの内面化が起こっていたということなのであろう。学びはどこまでいっても、一人ではできないのだが、同時に自分の世界を構造化する柔軟で強力なスキルを育成していなければ、学問やビジネス上の協働活動はできないものである。

☆リアルな物理空間でのアクティブラーニングから、内在的なアクティブブレインにシフトするカリキュラムマネジメントが実はポイントなのである。その予告編を見ることができた。

 

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