学校選択の目【3】SGTが動き出す。
☆昨日、静岡聖光学院で「第1回21世紀型教育機構静岡シンポジウム」が開催された。そこで大活躍したのは、21世紀型教育機構のSGT(スーパーグローバルティーチャー)。21世紀型教育機構は勉強会や合同説明会を行う集団ではない。
☆他者の敷いた道を歩いたり、勝ち馬に乗るのではなく、自分たちで新しい教育の道を切り開き創っていく教育出動を実行するチームである。久しく、機構をけん引してきた重鎮主導でシンポジウムやセミナーを開いてきたが、今年の春から、加盟校のSGTが協力し合って、シンポジウムやセミナーを開催できるまでになっている。
(21世紀型教育機構のSGT、理事、サポーター。左から、株式会社スタディ・エクステンション鈴木代表、株式会社カンザキメソッド神崎代表、聖学院児浦先生、同学院伊藤先生、21CEO副理事長・工学院大学附属中高平方校長・聖学院本橋先生・首都圏模試センター取締役&教育情報部長北氏、同センター取締役&統括マネージャー山下氏、21CEO理事・香里ヌヴェール学院石川学院長)
☆というよりも、実際に生徒とPBLを実践しているのは現場で取り組んでいるSGTだから、具体的な内容を語るにはSGTでなければできないというステージに進んでいるのである。
☆ただし、SGTの認定はなかなか厳しくて(現状私の判断。そのうち形式をつくる)、自分の授業やプログラムの紹介しかできない場合は、まだSGTではない。
☆というのは、それはまだ自己主導型知性の段階だからだ。SGTは、思考のレベルは、「知識・理解・応用・論理・批判・創造」の6段階すべてを統合的に使いこなす思考力を有していなければならない。
☆そして、リーダーシップもたんなる調整役では、学外にインパクトを与える渦を生み出せない。専門家的リーダーも戦略的リーダーも、必要であるが、競争状態でいかに打ち勝つかという自己主導型知性で、世界を変えるウネリは創出できない。
☆やはり、創造リーダーで起業家精神を有していなければならない。もちろん、創造リーダーは、サーバーントリーダーとしてman for othersの使命を引き受けられるタフで繊細なGrowth Mindsetがなされている必要がある。
☆予測不能な時代に対応できる人材は、創造的リーダーシップを発揮し、批判的・創造的思考を他者と協働して様々な限界を突破する自己変容型知性をもった人材。
☆子供たちが、そのように育つ学校は、そのような環境がなければならないが、その環境をデザインしている教師自体が、そうでなければならない。つまり、SGTでなければ。
☆SGTがたくさんいる学校を探そう。それには、説明会でトークに耳を傾け、ワークショップを体験しよう。
☆SGTを求める受験生・保護者は、すぐに共感できるセンサーを持っているから、この教師はSGTかどうかすぐに感じるはずだ。
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