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【速報】 文化学園大学杉並 DDコース1期生の成果はやくもでる。

☆文化学園大学杉並中学・高等学校(以降「文杉」)のダブルディプロマ(DD)コース1期生の海外枠入試の発表が出始めた。ICUに3名受験し、3名合格したと青井教頭から連絡があった。
 
☆1期生のDDコースは、3年前、同校の21世紀型教育推進の一環として、「C1英語×PIL/
・PBL×ICT×グローバル高大接続準備教育」を貫徹するために取り組んだカナダのBC州との連携プログラム。
 
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☆同校は、2013年から、21世紀型教育推進のためIB(国際バカロレア)以上のプログラムをリサーチしていた。そしてIB以上の教育で、IBのような限られたエスタブリッシュ教育とはまた違い、広くグローバルシチズンを育成する教育に巡り合えた。それが、カナダのBC州の教育とダイレクトに連携するプログラムだった。

☆教頭青井先生は、カナダの教育省や日本の文科省とも話し合い、日本の学校とカナダの学校の2つの教育=DD(ダブルディプロマ)が、日本で成立できるか検証していき。1年以上かけてそれが可能な制度設計を見出していった。

☆2015年から、DDコースに入学者を迎え、船出した。何せ日本初の教育活動がゆえに、入学を決意する生徒たちのチャンレンジ精神には、今思えば頭が下がる。

☆1期生は数が少ないが、そのあとに続く生徒は増え続け、今では中2までDDコースは広がっている。

☆ともあれ、その勇気あるファーストペンギンが、この秋から来年の春にかけて、自らの探究の道に新たに進む。そのはじめの成果が今回のICU合格100%だった。

☆多くの教育関係者や塾関係者が、学習指導要領以上のカナダのリベラルアーツに相当する深い学びをやっていて、日本の大学の受験準備はどうなるのかと心配していたが、DDコースの素晴らしい学びの履歴を理解できる大学は、海外大学枠での挑戦権を認めてくれた。

☆ICUなどは、むしろまさにそのような学びのプロフィールを持った生徒を歓迎する。そのような動きは、早稲田や慶応でも起こっているだろう。文杉の生徒は、自分の探究の道の可能性を広げることができる大学を求めて学んでいるから、その可能性のある大学が海外にあれば、やがては海外大学にも進むだろう。

☆現状の日本の中高で、海外大学を目指そうとすれば、どうしても外部の機関を頼りにする以外にないが、文杉の場合は、自分の学校で十二分に対応できる。来春同校は共学校になる。女子のみならず男子にも日本の学校で学び、国内外の大学に進める準備ができる機会ができたのである。

☆文杉が、日本の教育を大きく変えるモメンタムになるだろう。大いに期待しようではないか。

 

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