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9・10首都圏模試センター「保護者会」レジュメ in 聖学院②

☆聖学院と女子聖学院の先生方とパネルディスカッションをするので、ただ教育情報を流しても意味がない。情報誌を読めばわかる話をしても、おもしろくないだろう。
 
☆そこで、いつもとは違って、予測不能な未来といわれている変化の根源から対話をすることにしたい。つまり、第4次産業革命だとか世界大学ランキングの興亡だとか、2020年大学入試改革だとか、学習指導要領の改訂だとか、もちろんその話もするが、その変化のエネルギーはどっから生まれ出ずるのか。
 
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☆そのような社会の変化の現象を生んでいる時代の精神は何か?それは、21世紀社会になって、インターネットやICT、AIというイノベーションによる衝撃が大きかったのかもしれないが、もはや安心安全な組織の中で指示されたことだけを行っていればよいという時代でないことは、特に私立学校を選択さえている保護者は了解済みだ。

☆では、どういうマインドが要請されているのか?それは、自分の力を陶冶し、他者のものの見方や感じ方と共鳴共振共感しながら、自分を変容させ、共に新しいステージを創っていけるリーダー及び創造的思考力が求められているのである。

☆リーダーシップは、一握りの人間が有しているのではない。それぞれがそれぞれのリーダーシップを発揮する。こんな話をしたら、船頭多くしてなんとかで、改革は成功しないとオールドファッションの教師に叱られたが、改革リーダーをだれがやるのか、フォロワーシップは誰がやるのか、交渉役は誰がやるのか、スケジュールマネージメントは誰がやるのか、広報は誰がやるのかは、誰かが決めるのではなく、それぞれがリーダーシップを発揮して、チームワークが決めていくことなのだ。

☆そんな夢みたいなことといっている方は、チームワークを信じたことがない人だ。チームワークは、一握りの権力者の知恵をはるかに超える。それゆえ、自己変容型知性が重要であり、それが時代が求めている精神だ。そして、この精神は、これからの変化を生み出すエネルギーでもあるのだ。

☆誰かがが自己変容型知性の持ち主で、誰かが自己主導型知性の持ち主で、誰かが指示待ちの環境順応型知性の持ち主でと、知性のレベルの格差があれば、改革などの組織運営はヒエラルキー体制で動いてしまう。それでは、今後は改革は成功しない。

☆聖学院や女子聖学院の教師は、全員が自己変容型知性で動いている。だから、役割演技としてヒエラルキーはあるだろうが、活動自体はフラットな学習する組織である。

☆そうでなければ、ONLY ONE FOR OTHERSが理念になるはずはない。さて、ここまで来て、まわりの学校を見てみようではないか。

☆意外と階層構造型の組織であるケースが多いのである。そういう意味で、聖学院と女子聖学院は未来の学校のスーパーモデルである。

☆学校選択において、モデルを知ることは重要である。そのモデルに照合すれば、より優れているのか、そうでないのか瞬時にわかるからだ。

☆学校選択の枠組みは、論理的に分析するだけではなく、直感的にこれだと判断できるモデルを体感することも大切である。

☆明日は、そういう気づきの場になればと期待しているのだ。

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