« 八雲学園の改革 大胆に変わる(1) | トップページ | 迫る!「第1回21世紀型教育機構静岡シンポジウム」【5】 »

未来を創る私学人

☆昨日9月1日(金)、一般財団法人東京私立中学高等学校協会の会議室で、自分の学校のみならず私学全体及び日本の教育全体の行方に貢献活動をしている未来を創る私学人で、21世紀型教育機構加盟校の校長に2時間半ばかりお話をお聞きした。
 
 
Dsc03226
 
(左から、一般財団法人東京私立中学高等学校協会副会長・工学院大学附属中学校・高等学校校長平方邦行先生、日本私立中学高等学校連合会会長・富士見丘理事長校長吉田晋先生、一般財団法人東京私立中学高等学校協会会長・八雲学園理事長校長近藤彰郎先生、東京都私学財団理事長・東京女子学園理事長校長實吉幹夫先生、一般財団法人東京私立中学高等学校協会副会長・順天学園学校長長塚篤夫先生)
 
☆いずれの学校も21世紀型教育機構加盟校として、≪C1英語×PBL×ICT×リベラルアーツ≫を教育方法論のベースにして、さらに独自の教育活動を生み出している。
 
☆重要なことは、この方法論が、機構という限られた枠ではなく、世界標準であるということ。つまり、グローバル教育の基盤ということであるが、日本の教育は、ドメスティックな政治の枠組みに収められ、私立学校がよって立つグローバル教育はそれに収まらないという現状認識なのだ。
 
☆これは、グローバル教育は、経済の発展との相克の中で創意工夫されるのに対し、文科省の枠組みは、どうしても日本の政治という垂直権力の枠組みに左右される。
 
☆ところが、経済はグローバルな水平的な広がりをどんどん促進するので、その文科省が指示する枠組みを、日日単位で超えていってしまう。
 
☆このズレを、どのようにとらえ返し、私立学校はどの道を邁進するのか、対話は拡散と収束を何度も往復した。
 
☆国の枠組みとグローバルな枠組みのズレ。端的には政治と経済のズレ。ここをとらえ返し、葛藤ではなく、どのように昇華していくか。
 
☆子供たちは、すでにグローバルな経済社会の中で生きているわけであって、このズレを意識しない教育だとしたら、教育と生活の葛藤が起きてしまう。
 
☆いや、本当はすでに起きている。それを解決するには、まず土台として≪C1英語×PBL×ICT×リベラルアーツ≫をベースにしながら、いったい何をなすべきか。
 
☆教育と生活の交差点から、私立学校の教育は活路を見出さなければ、グローバルな経済生活領域に背を向けて教育を形作ってしまう。
 
☆あるいは、グローバル経済に流されれば、教育はないがしろにされる。このパラドクスをどのように解き明かすか。
 
☆今再び果てしない物語が始まったのだ。内容については、いずれ21世紀型教育機構でご紹介する。

|

« 八雲学園の改革 大胆に変わる(1) | トップページ | 迫る!「第1回21世紀型教育機構静岡シンポジウム」【5】 »

21世紀型教育」カテゴリの記事