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改革が進む学校の特色(2)サイレントキラーを寄せ付けないために

☆しかしながら、理事会も、校長・管理職も、プロジェクトチームも、各分掌に所属する教員も、前回の図Aのようになっていたとしても、実は油断がならない。そうやって、改革失速する学校もたくさんあるのだ。
F
☆反対勢力と闘っているうちはまだよいのだ。問題は一丸となった時だ。そこから失速のリスクがはやくも生まれる。
 
☆それは、安心してアイデアをださなくなるメンバーがいることだ。新しいことに取り組んでいるから、改革活動を積極的に行っているのに、そこにリスクが生まれている。
 
☆それは、アイデアを出し続けていない自分に気づいていない自分のこと。サイレントキラーとして動きはじめるリスクを抱えるのだ。
 
☆だから、一人ひとりがリーダーであるという学習する組織にせずに、一人の改革リーダーのもとに指令を受けてやっていると危ないのだ。振り返ると、図Aは図Fに反転している。
 
☆つねに自己変容型知性を発揮し、タイトルリーダーではなく、ナチュラルリーダーとしても柔軟な構えでいられるかどうか。
 
☆学習する組織をマネジメントすることは、大胆かつ繊細なコミュニケーションをとる必要がある。もちろん、改革リーダーは一人なのだが、ナチュラルリーダーとして、一人ひとりがリーダーシップを発揮できる状態にしておく。
 
☆それには、つねにアイデアを出し合う空間が充満している必要がある。アイデアの空気がサイレントキラーを寄せ付けないのだ。

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