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改革が進む学校の教師の特色 (3)聖学院と女子聖学院

☆内田先生の「ビルダー&メッセンジャー」というチームビルディングの授業を滝澤先生がスクライブして、内田先生の語り終了後、滝澤先生がご自身が描いたフローチャートを使って、物語の再現をする。
 
☆実はこのシステムの種はDYADの簡易ジグゾー法の中にも埋め込まれているのだが、PBLの特色であるコマメなリフレクションループの体験。
 
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☆内田先生のチームビルディングも、コミュニケーションが多様に行われているのだが、それはリフレクションループの集合体といってもよい。
 
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☆滝澤先生の見事なストーリーの再現のあと、今度はチームに分かれて、リフレクションループを形作る能力の変容過程に話を絞って、図に描いていく。
 
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☆そして、各チームのプレゼンへと続くのだが、その過程の中で、どんどん気づきが生まれてくる。伊藤豊先生の身体パフォーマンスによる、リフレクションと対話と弁証法の諸関係を演技されたのには、先生方みなが伊藤先生を羨望の眼差しで見つめたし、ため息があふれた。Growth Mindsetの拡張が起こっていたのだ。
 
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☆内田先生続いて体育科の山本先生によるプログラムのプレゼン。同様の過程を経て「授業のデザイン」研究会は進んでいったが、ここで重要なのは、技術の素材、体育のコンテンツから開かれて、その向こうにある学びのプロセス。そのプロセスを経て、知性と感性と、個人の力量とチームワークの力が紡がれていく。
 
☆各教科のWhatはいろいろ違う。しかし、聖学院と女子聖学院は、教科を超えて生徒の成長を語り合う共通言語を有している。
 
☆それはHowの領域なのだが、それをめぐって可視化したり議論したりして、暗黙知の深層にある共通言語を鮮明にしていく。
 
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☆それを教師同士、教師と生徒がシェアできたら、いったい何が起こるのだろう。それは予測もつかないおもしろいことが起こる。確実に言えることは、大変魅力的なそして進化し続ける教育協働態が出来上がっているにちがいない。
 
☆さて、それを証明するにはどうするか?先生方の授業を見学して、その共通言語が授業のエネルギーになっているかどうか検証すればよい。
 
☆21教育企画部長児浦先生のプロデュースは、まだまだ続く。
 

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