改革が進む学校の教師の特色 (2)聖学院と女子聖学院
☆私も、質的リサーチの1つの手法「参与的観察者」としてのファシリテーターの役で参加した。調査票やインタビューの方法と違って、互いに心を開示する信頼性をベースにした質的リサーチになるけれど、あまり入り込みすぎると同化ししてしまうので、いっしょに空間デザインを変幻自在にしながら、なるべく先生方の意識の背景に居場所を見つけて歩き回る。
☆授業デザインの端緒は、DYADから始まる。対照的な強烈な色彩のメタファーを借りながら、対話の役割の相互反転を互いに立ち上げるゲーム。ここで対話した内容は、あとでうまく結びつくときもあるし、ないときもあるが、たいていの場合、心を開く機会にはなる。今回は、「いいね」Growth Mindsetも行った。PassionとPlayfulが、Project based Learningの前提条件。ものごとは、椅子の3本の脚さながら。1つでも欠ければ、椅子はひっくり返る。かくして、3つのPは大切なのである。
☆あらゆる専門的なことは、なるべくここでは使わない。あくまで、自分の内面からでてくる声を互いに聴く。そして簡易ジグゾー法で、それぞれの想いを伝播していく。
☆今回は、はじめて出会う聖学院と女子聖の先生方もいたので、DYADで互いの情報を収集した(もちろん無意識のうちに)後で、他己紹介リレーもしたが、古き友人のように互いを理解していた。ここから徐々に開示されていく。シェア空間が広がり、まずはそこにダイブする感覚が生まれる。
☆Growh Mindsetが少しできた段階で、授業研究。聖学院の内田先生の技術の授業のストーリーが語られ、同時に女子聖学院の滝澤先生がスクライブ(転写しながらフローチャート化)していく。
☆ちょっとしたクリエイティブテンションが生まれていた。このぐらいが学びの意識空間と意識時間としてイイ感じ。 改革が進む先生方は、かくして意識の時空を共有できる。
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