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八雲学園の改革 大胆に変わる(3)大事な継承のためにも

☆今日の八雲学園の学校説明会は、極めて重要なある意味本邦初の改革宣言でもあった。もちろん、シームレスで自然体で行われているから、保護者や受験生は気づかなかっただろう。

☆5月から改革の動きは、いろいろなところでリリースされていた。にもかかわらず、今回初めてお披露目することがあったとは。

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☆今日は、今年度保護者・受験生向けの本格的中学学校説明会である。だから、この日にマインドセットしたのであろう。改革のコンセプトは、パンフレットをはじめいろいろな媒体にこう書かれている。≪Perfect Harmony of Tradition & Innovation≫。
 
☆この意味は、もちろん、建学の精神を土台し、そのうえに時代の要請にしたがい、生徒に適切な学びの方法や道具に変えていくということであり、今までそのことが丁寧に語られてきたのである。
 
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☆しかし、このコンセプトには、もう一つ大切な意味が込めらている。これまで、説明会が終わるたびに、保護者が近藤理事長校長のもとに駆け寄ってきて、こう尋ねるシーンが多かった。「近藤先生はいつまで校長を続けられるのですか?」と。そして、近藤校長はこう答えていた。
 
「まだまだやりますよ。しかし、同時にちゃんと後継者とそれを支える組織を創っていますから、安心してください。」
 
☆そうなのだ。この近藤先生の言葉が意味するところが、≪Perfect Harmony of Tradition & Innovation≫には込められている。
 
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☆近藤校長は、八雲学園3代目の理事長校長である。当然4代目5代目への継承を完璧に行おうと考えているはずだ。リーダーは自分の本分を全うするだけではなく、その精神を継承し、同時にそのとき継承者がただ単純再生産するだけではなく、イノベーションを起こせる条件を整えて継承するわけだ。
 
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(学校説明会と同時に英語体験授業が行われていた。3教室に分かれて行っていた。参加者がいかに多かったかがわかる。)
 
☆近藤校長は、自分がスピーチしている途中で、竹馬の友榑松先生と協力して、今の日本のグローバル教育で最高のシステムを八雲につなげたことを、榑松先生を登壇させて紹介した。
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(体験の合間に、ティータイム。コミュニケーションにお茶とお菓子は欠かせない。実は八雲学園の日常の風景でもある。)
 
 
☆自分の学校のみならず、日本の私立学校の隆盛を創出してきたのが近藤理事長校長だとしたら、国際教育アドバイザー榑松先生は、日本のグローバル教育の大きな土台を創り、今また最先端のグローバル教育を日本に根付かせようとしている。
 
☆両盟友が、八雲学園に最高の贈り物をしたのだというお披露目だったのである。榑松先生は、今まだ3か月留学をしている生徒といっしょに、英語科の主任近藤隆平先生も現地に行っている。もうすぐ帰国するが、入れ替わりに今度は私が南アフリカで行われるROUND SQUAREの国際会議に4人の生徒といってくるんですよとさりげなく語ったところに、実は意味があったのだ。
 
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☆近藤隆平先生は、近藤理事長の長男である。榑松先生と新しい八雲学園のグローバル教育を創出してきた。そのことを榑松先生はそれとなく示した。継承は具体的な教育活動をいっしょに創りながら行っているのですよと。パーフェクトとはそういう意味ですよとほのめかしたのだろう。
 
☆そして、さらに、説明会のプログラムにこうある。「4.入試出題傾向について 社会科 近藤嘉彦」。
 
☆これは、やはり、いよいよだ。お察しの通り、近藤嘉彦先生は、近藤理事長の次男である。なぜ、近藤理事長が榑松先生を登壇させたのか。それは、学校を運営するにあたり、最強の盟友同士が協力しているように、兄弟も互いに助け合い、学園の先生方と一丸となって、八雲流儀の教育をさらに進化させていくのだという想いを表現したのだと思う。
 
 
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☆パーフェクトな継承物語。しかも最高の贈り物であると同時に、それを乗り越えてさらなる八雲の教育を創出するには、高いハードルでもある。私立学校に限らず、どんな組織も次代への継承は思いのほか難しい。水は低きに流れ、悪貨は良貨を駆逐しがちだからだ。
 
☆それゆえ、良質かつ高いハードルを継承していくことが必要になるのだ。近藤理事長はそれを貫徹したのだ。八雲学園のさらなる飛翔を、大いに期待したい。

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