« 10月29日首都圏模試「最難関模試」保護者会レジュメ(3) in 海城 | トップページ | 10月29日首都圏模試「最難関模試」保護者会レジュメ(5) in 海城 »

10月29日首都圏模試「最難関模試」保護者会レジュメ(4) in 海城

つづき→Ⅱ)学校選択の視点 【とても重要な情報。本邦初!】
 
6)中高時代に自己変容型知性に到達したい。
 
ハーバード大学教育学大学院教授のローバート・キーガンによると、大人になっても、環境順応型知性→自己主導型知性→自己変容型知性と成長するということだ。しかし、ついこの前までは、いったん大人になったら、たとえば、環境順応型知性の大人は、そのままで成長しないと言われてきた。
 
 
Mita
 
(三田国際は、自己変容型知性に成長する学びのプログラムが満載)
 
 
要するに、大人になってから知性の3変態は難しいのだ。今までは、予測可能性、計算可能性という近代経済社会だったから、環境順応型知性でよかった。指示されたことを正確に速くできていれば、高給取りにだってなれた。
 
しかし、今は違う。たとえば、JG出身、東大工学部、MITメディアラボと進んで、NPO法人CANVASを立ち上げ、慶應義塾大学准教授としてマルチに活躍している石戸奈々子さんのように、自己変容型知性が重視される世の中。
 
想像と創造を子供たちにと、すべての子供の創造的才能をリアルとデジタルの両方の世界を往復しながら育てるプログラムを考案・提供している。
 
どうやら石戸さんは、大学に入ってから、あるいは社会に出てから自己変容型知性を身に着けたというよりは、家庭やJGで身に着けたようだ。
 
このように、中高時代に自己変容型知性(知性といってもキーガンは“MIND”という言葉を使っているが)を身に着けることは、すべての子供に可能なのだが、今までは「知識・理解」レベルの思考様式だったために、意識して自己変容型知性を育てようとしない限り、その学校でこのマインドが育つことはない。
 
しかし、これからは、学校全体で自己変容型知性を育める環境やプログラムをつくるコミットメントが必要になってくるだろう。
 
今回の「最難関模試」対象校の中で、自己変容型知性養成プログラムや環境があるのは、以下の通り。
 
海城
麻布
慶應義塾普通部
武蔵
早稲田大学高等学院
 
鷗友学園女子
女子学院
フェリス女学院
立教女学院
 
慶應義塾湘南藤沢
渋谷教育学園渋谷
渋谷教育学園幕張
 
こんなに少ないの?と思われるかもしれないが、東大とか早慶上智などに合格するのに、自己変容型知性が育っているかどうかは現状では関係ないし、学習指導要領にもないから、学校が取り組む責任はない。2020年からは少し様子が変わってくるが。
 
特に知性を“Mind”とすると、宗教との兼ね合いもあるから、公立学校では積極的に教えられないのだ。心ある先生は教えているが、法実証主義としてはどうだろう。知識・理解領域の低次思考を教えればそれで充分なんだから、余計なことはしないようにということだろう。それに、おそらく、低次思考も高次思考も区別ができないように学習指導要領はなっている。
 
しかしながら、予測不能な未来にあって、サバイブできる柔軟で他者と協力していける知性はやはり自己変容型知性なのである。
JGは、桜蔭や雙葉と違って、この知性の育成プログラムが学校中満載である。
 

|

« 10月29日首都圏模試「最難関模試」保護者会レジュメ(3) in 海城 | トップページ | 10月29日首都圏模試「最難関模試」保護者会レジュメ(5) in 海城 »

中学入試」カテゴリの記事