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10月29日首都圏模試「最難関模試」保護者会レジュメ(5) in 海城

Ⅲ 入試問題の意味
 
入試問題には、3つのタイプがある。
 
【Aタイプ】
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さて、上記の黒いものは何だろう。「四角」「正方形」「穴」「ブラックボックス」・・・何でもありだが、要するに「対象物」は何か?Whaを問うものである。多くの場合「「名前」の再現であったり、「しかく」を漢字に直しなさいという「置き換え」の問題。
 
単純だけれど、複数の記号がでてきて、それぞれ回答しなさいとなると、レベルはあがる。単純に一つ解答する問いをA1領域の問いとする。複数になるとA2領域の問いとする。
 
そして、それら複数の知識を統合したり別の上位語知識に変容しなさいとなるとA3領域の問いとなる。
 
いずれにしても、対象物なる■なるものは、「既知」であることが前提になる。
 
【Bタイプ】
 
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(未知なる■を探求していくには、「10の思考スキル」が必要。つまり、Howだが、10種類ある。それは保護者会で少し触れるが、詳しくはいずれ)
 
ところが、今度は■なるものが「未知」の場合がある。文章にしても初めて読むもの。グラフや表も初めてみるもの。図形の問題でも、すべてではないが、初めてみる図形の問題という具合に。
 
そのような場合、思考の手がかりをみつけようと、10の思考のスキル(10のHow)のうちどれかを活用してみる。1つのスキルで解決がつく問題は、B1領域の問いとする。
 
 
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たとえば、上記の鴎友の算数の問題のように、長方形=4分の1円という「置き換え」スキルと長方形の横の長さ=4分の1円の半径という「置き換え」スキルを使えば、できる問題は、スキルを2つ使っている。つまり複数つかっているからB2領域となる。
 
スキルの数が4つ以上になると、メタ認知(俯瞰する思考)が必要になるから、B3領域の問いとなる。
 
中学入試では、B3までいかなくても、このB2領域の問いが解けるかどうかが、カギになる。「B2思考力」と呼んでよいと思う。
 
【Cタイプ】
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■なるものの探求が、まったく異質の「八角形」なるものと結びつくことがある。日常では息づかない発見である。未知から未知へという思考の広がりを誘発するのはC領域の問いである。異質のもの1つと結びつく場合は、C1の領域の問い。
 
それが、さらに複数のものを結び付くとなると、C2領域の問いである。そして、未知の未知の結びつきが、まったく新しいXなるものを誘発する場合がある。これがC3領域の問いである。
 
たとえば、保護者会で紹介するが、東大の工学部や法学部の推薦入試問題。実は、今中学入試で行われ始めた「思考力入試」はここに到達している。確かに難しいが、未知の未知の未知・・・の連鎖をたどっていくプロセスが準備されているので、あたかも洞窟や沼地や森の中を探検・冒険しているような知のアドベンチャーとなり、超おもしろい。
 
よく採点はどうするのかと問われるが、それは、10のスキルをどの程度巧みに、引き算の美学で解答されているかで、できてしまうものだ。こんな試験、授業を行っている工学院と聖学院が、まだまだ気づかれていないが、知のビッグバーンを起こすのは間近である。
☆すでに、学内で起こり始めている。まだ公表できないのだが。。。
 
そうそう、このAタイプ、Bタイプ、Cタイプ、そして、それぞれの3つのレベルこそ「思考コード」である。
 
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IB(国際バカロレア)の複雑な評価方法も、実はこの思考コードで簡単に理解できるようになるのであるが。。。まだ、気づかれていない。。。
 
 
 
 

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