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学校選択の目【31】工学院の教師力 学校選択の決め手は結局教師力(1)

☆学校選択の指標は、外から見てわかるものとして、C1英語教育、もっというとC1言語教育を行っているか?PBL(プロジェクト学習)型授業を行っているか?ICTを授業に導入しているか?リベラルアーツ的発想を授業に取り入れているか?STEAM教育や破格の海外研修などが行われているか?ということであるが、同じことをやっても生徒が生き生き伸び伸び創造的才能を豊かにしているかどうかは、また別なのだ。
 
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(工学院の教師はチームで動く。)
 
☆結局、担当の教師が一人一人バラバラで、上記の各項目をがんばっても、やらないよりまし程度にしかならない。
 
☆しかし、もし、それらの教師が、互いに対話し、協調する努力をする機会が随所にあったなら、ものすごいことになる。
 
 
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☆工学院の教師は、まさにそうなのだ。太田先生と田中先生などが、学習する組織を創り上げる努力を続けた結果、ボトムアップのエネルギーが沸々とわいている。
 
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☆もちろん、このような学習する組織になるには、工学院に限らず教師は忙しいから、仕事の優先順位や整理を徹底する。「引き算の美学」が合言葉。太田先生は、ことあるたびにそれを確認する。なんとか絞り出した時間で、チームで議論する。
 
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☆議論といっても、夢物語を話しているわけではない。かといって、実用的な戦略の話をしているわけでもない。両方である。理想即現実にするためには、教師一人一人が、どんなクリエイティブブレイン―クリエイティブアクション―クリエイティブプロダクトをするのか。生徒も同様にこの三位一体を体現できるのかと。
 
☆それゆえ、写真のシーンにあるように、授業―問い―思考コード―思考スキルのシステムを実践し―リフレクションし―共有し―リファインし―新たな発見をさらに共有し・・・というループを幾重も回していく。
 
☆チームとしての教師、チームとしての生徒、チームとしての教師と生徒という学習する組織の循環が豊かになっていく。その中で、さらに教師一人一人は自己マスタリーとして学んでいくし、その姿を互いに見て刺激を受ける。その教師のオーラは、生徒のマインドと共感共鳴共振していく。
 
☆工学院は八王子という東京の周縁にある。しかし、明日は世界の中心になる。太田先生と田中先生は、そう内なる思いを共有している。そうなり理由を今後紹介していきたい。
 
 

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