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学校選択の目【45】教育力のテトラ指標と教師力

☆この「学校選択の目」シリーズでは、結局は教師力だと語っている。それは、実はこの教育力のテトラ指標を充実する知恵と勇気と行動力のある教師の力のことを語ってきたののである。しかも一人の教師ではなく、そういう教師集団が学習する組織を形成している場合のことを示している。
 
☆一般に、面倒見がよい教師、授業力のある教師、進路指導力のある教師が、教師力があると思われている。もちろん、それぞれに教師力はあるのだが、テトラ指標全体から見れば、それは一部である。
 
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☆これからの教師力というのは、そういう点で力を発揮するだけではなく、立体的でトータルな力を身につけている必要がある。
 
☆今のところ、テトラ指標の満点は10点であるが、実は将来は、81点満点になる。というのは、足し算ではなく掛け算になるし、リベラルアーツの現代化が3レベルに分けられるからだ。
 
☆だから、実際には、現状同じ10点満点でも、違いがある。それは足し算に過ぎないか、実際には掛け算になっているかの違いが背景に退いているからだ。
 
☆ここまでのスコアを現在は出すことは情報不足でまだできないが、いずれはどこかとコラボしてやってみたいと思う。
☆しかしながら、スコアには表れていないが、実際にはもっと高いだろうなあという感触を抱くことはできる。
 
 
☆それは、その学校組織が学習する組織になっているかどうかである。学習する組織になっていれば、いろいろな要素がシナジー効果を生み出しているので、3の乗数になっているはずである。
 
☆そうでない場合は、足し算という要素還元主義的な組織である。
 
☆安心安全な組織は、偏差値の高い生徒が入学している要素還元主義の学校。逆にそうでない生徒がはいっている要素還元主義の学校は、その子たちを伸ばすことができない。生徒のレベルが低いから実績が出ないとボヤいている先生方がたくさんいる学校。
 
☆そういう学校を選択するわけにはいかないだろう。
 
☆逆に学習する組織になっている学校は、改革に意欲を燃やしている。生徒の成長に力を注ぐ学校で、そこでは、テトラ指標全体を充実させようと学習する組織をコーディネートする教師がたくさんいる。教師力とは、その多数の先生方のシナジー効果で決まる。

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