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2017年11月

静岡聖光学院 静岡を世界のモデルにする動きを牽引し始める。

☆ハーバード大学が日本をなぜ研究するのかという内容の本が佐藤智恵さんによって書かれているが、ハーバード大学だけではなく、アジア諸国、ヨーロッパ諸国も実は同じだ。
 
☆19世紀末に、日本の発見は、アートや都市づくり、庭園づくりを通して、ジャパノロジーとして結実していった。そして、再び、強欲資本主義であるグローバル資本主義に対して、渋沢栄一の「論語と算盤」に象徴されるように、経済道徳合一主義である格差なき資本主義として合本主義やサムライ資本主義が注目されている。
 
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(静岡聖光学院のグランドから見ることができる富士山)
 
 

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文科省はなぜブルームのタキソノミーの活用を明言しないのか?

☆2009年前後から、国立教育政策研究所は、ブルームのタキソノミーやそのバージョンアップを企てた多くの学者の成果を研究し、学びの発達段階あるいは深まりゆく学びの過程を盛り込む新学習数指導要領の参考情報を作り上げている。学習指導要領の論理的基盤作りといってもよいかもしれない。
 
☆そして、それは、「主体的・対話的で深い学び」というアクティブラーニングという表現を置き換えた文科省独自の文言にきちんと反映している。
 
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(首都圏模試の「思考コード」)

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聖学院 人気の理由は生徒1人ひとりのリーダーシップ

☆聖学院のサイトによると、「11月25日(土)午前10時~13時30分、本校講堂を会場に開催しました。参加者204組約550名でした。講堂1階席がほぼ満席になる盛況ぶりでした」ということのようである。ここにきて、さらに聖学院の人気は高まった。
 
☆その理由は、聖学院の組織力にあると思う。組織力といっても上意下達の組織ではない。教師も生徒も、一人一人がリーダーシップを発揮して活躍できる組織ということ。
 
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(写真は聖学院サイトから)
 

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画竜点睛を欠かない学校選択 パラドクスを生む教育タブーのある学校は避ける

☆学歴社会を信奉している方、2020年以降は大山鳴動して変わらないと思っている方は読む必要はない。読んでしまってベクトル違いの文句を言われても困るので。
 
☆教育タブーというのは何かは、タブーだから不可知である。感じるよりしようがない。しかし、それが土台にある学校はおそらく避けた方がよいだろう。
 

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三田国際のように改革を成功させる方法

☆よく三田国際の改革の方法を研究せよとか、マネをせよとか、教育ジャーナリストや教育コンサルタントが語っているのを耳にする。その通りであると思う一方で、決定的な領域が看過されているのを不思議に思う。
 
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三田国際 思考コードと思考スキルを貫徹する授業革命

☆三田国際学園の授業革命は「メタルーブリック」である「思考コード」をあらゆる教科でシェアし、活用していることだ。
 
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三田国際 STEAMを盛り込んだ授業革命

☆多くの学校の教育改革は、かなりうまくいかない。なぜなら、自分の授業はできるだけ変えないという教師がやはり多いからだ。
 
☆そこにいくと、三田国際は、教師一人ひとりが自己変容型知性をフル回転させる。もちろん、それができるのは、学習する組織という堅固な土台も同時に造られているからだ。
 
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(美術の授業)
 
 

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三田国際 異次元の授業革命

2017年12月17日(日)のカンファレンスの打ち合わせもあり、三田国際の授業を朝から見学させていただいた。午後からは三田国際のICT授業の“OPEN DAY”で、学校の先生をはじめとする教育関係者、ガバメントがあふれるほど集った。
 
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☆そこでもICTを使った授業が公開された。しかし、ICTを使った特別な授業ではなく、午前中見学した毎日行われている授業そのもので、普段の授業だった。
 

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文化学園大学杉並 大きく変わる。

☆本日、文化学園大学杉並(以降「文杉」と表記)の校長松谷先生、教頭青井先生とお会いした。来春いよいよDD(ダブルディプロマコース)の1期生13名が卒業するが、その成果は大学合格実績のすさまじい成果以上のものであるということだ。
 
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☆松谷校長は、文杉が変わったことが、日本の教育改革にも影響を与えることになってきたその手ごたえを日々感じていると。いまここで変わることが日本の未来を良い方向に変えることになると身をもって責任を引き受ける覚悟を示された。
 

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聖学院の授業の根っこ メタルーブリックの新存在論

☆聖学院で、定期的に行われている「学びの研究会」。聖学院と女子聖学院の先生方がコラボして行っている。ほかのワークショップとは違い、自分たちの授業の再現→原理を発見するというプラクティカルなスタイル。
 
☆一般公開されている教育関係の講演会やワークショップ、企業が実施する講演会やワークショップは、どうしても、その団体の考え方がベース。そこに参加した教師が、学校に戻ったとき、それを活用できるかどうかは、その教師次第という場合が多い。
 
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授業リサーチ 行動か構造か

☆多くの先生方が「主体的・対話的で深い学び」や「アクティブラーニング」、「カリキュラムマネジメンント」の講演会やワークショップに参加している。しかし、澤井陽介氏が≪授業の見方―「主体的・対話的で深い学び」の授業改善 東洋館出版社 (2017/7/1)≫で語っているように、互いに授業を見たほうが有益である。
 
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21世紀型教育機構 グローバル教育コミュニティへの準備(7)石川一郎先生新たな提案!

☆香里ヌヴェール学院の学院院長石川一郎先生は、21世紀型教育機構の理事でもあり、全国から招かれて講演・ワークショップを行っている。
 
☆ベースは香里ヌヴェール学院の21世紀型教育改革。C1英語×PBL×ICT×リベラルアーツの現代化×man for othersの土台を築いている。そして、思考力セミナー・思考力入試を生徒募集の真田丸として、多くの生徒を集まめるのに成功している。
 
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21世紀型教育機構 グローバル教育コミュニティへの準備(6)大橋清貫学園長登壇!

☆Wedge2017年12月号の特集は「国立大学の成れの果て ノーベル賞が取れなくなる」。要は、苅谷剛彦が語っているように、「資金」が不足しているというのが、国立大学を疲弊させているというお話。

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アートの今 思考論的転回の波 教育改革へ影響か

☆知人の若手アーティストたちの活動拠点は、東南アジア。インドネシア、シンガポール、香港、ときどき日本を訪れる。東インド会社以来、西洋的感覚が混入しつつも、そこから脱する道を探り続けてきた東南アジア文化がゆえに、彼らのアート・マーケット自体も、そしてそこにおけるポジショニングも新しい。

☆そして、この流れが当然STEAM教育に影響を与えているが、残念ながらわたしたち日本人の多くはこの新しい西洋美学をひっくりかえすアートの動きに気づいていない。だから、2020年以降の大学入試改革や教育改革も古い時代認識から脱するコトがなかなか難しそうだ。

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開智=柔らかい理想主義vs栄東=無意識の破格の理想主義 

☆埼玉の私立中高一貫校は、今年も開智VS栄東。さて、どちらに軍配があがるのか?いずれにしても、しのぎを大いに削ってほしい。というのは、両校は新しい教育の方法論あるいは価値意識の違いによって、競い合うのであって、そういう意味では、新しい教育の共創的競争になるからだ。
 
Kaichi
 
(開智の探究活動とプレゼンテーション。同校サイトから)
 
 

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21世紀型教育機構 グローバル教育コミュニティへの準備(5)青木徹理事長登壇!

☆12月17日(日)、開智国際大学で「第1回21世紀型教育機構千葉カンファレンス」が開催される。会場大学である開智国際大学の理事長であり、開智学園グループ全体の総帥である青木徹先生が開会挨拶として重要な話をする。予測不能な未来を拓く創造的破壊教育の神髄をご自身の経験を通して語る予定。
 
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「チームG2C」 活動着々!

☆先日、チームG2C(Growth Mindset×Critical Thinking×Creative Thinking)の対話の集いがあった。学校を超えて、業種を超えて集うチーム。毎回、①チェックインのプログラムシェアをして、②トピックミーティングを行い、③最後にぐるぐる(眩暈)リフレクションをしていったん閉じる。
 
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(左回りから、聖学院の児浦先生、カンザキメソッドの神崎先生、首都圏模試センターの山下氏、同センター北氏、工学院の田中先生、同校太田先生、GLICCの鈴木氏、真ん中のPC画面ZOOMで登場しているのが、立命館宇治の酒井先生、かえつ有明の金井先生はグルグルリフレクションから参加、写真を撮っているのが本間)
 

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21世紀型教育機構 グローバル教育コミュニティへの準備(4)

Mの衝撃!
 
☆3、4年前ぐらいからミネルバ大学とか武蔵大学のパラレル・ディグリー・プログラム(PDP)は世に出て、それなりに話題を呼んできたが、いよいよ高等教育、高大接続準備教育が学ぶべき最先端の教育システムとなった。そして、MU(ミッションU)という学費出世払いという大学も現れ、今や新しい大学、新しい奨学金のシステムモデルが新しい教育の道を拓こうとしている。
 
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21世紀型教育機構 グローバル教育コミュニティへの準備(3)

☆三田国際の文化祭「インターナショナルフェスティバル」の動画を見ると、TEDさながら、ミュージカルさながらのグローバルな生徒の活動が弾けている。C1英語当たり前、PBL当たり前、ICT当たり前、リベラルアーツの現代化当たり前。授業の中でもイベントでも、いつでもどこでも。

 

Mita

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【速報】海城 全日本高校模擬国連大会で最優秀賞

☆海城の7年前からのグローバル教育への大転換は、多くの成果を出し続けているが、今回もまたすばらしい結果を出した。全日本高校模擬国連大会において最優秀賞を受賞したのだ。同校サイトによると、
 
11月11日(土)・12日(日)に渡って第11回全日本高校模擬国連大会が渋谷の国連大学で開催され、全国から書類審査を通過した86チーム172名が出場しました。本校からメキシコ大使として出場した高2島村龍伍君、高1山田健人君が見事にA議場最優秀賞を獲得し、他の5校と共に来年5月にニューヨークで開催される国際大会へと駒を進めることになりました。
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21世紀型教育機構 グローバル教育コミュニティへの準備(2)

☆2014年10月から、文科省は「実践的な職業教育を行う新たな高等教育機関の制度化に関する有識者会議」(座長:黒田壽二 金沢工業大学学園長・総長)を開催し、実践的な職業教育を行う新たな高等教育機関の基本的な制度の在り方について、審議を行った。
 
 
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21世紀型教育機構 グローバル教育コミュニティへの準備(1)

NHK(2017年11月13日)が、「COP23 自治体レベルの対策と連携の重要性強調」というニュースを流した。「ドイツで開かれている地球温暖化対策の国連の会議、COP23に合わせて、アメリカの7つの州など各国の自治体の代表者が参加する会合が開かれ、トランプ政権がパリ協定からの脱退を表明する中、自治体レベルでの対策の強化と連携が一層重要になるという声が相次ぎました。自治体サミットと名付けられたこの会合には、世界80の国と地域の自治体の首長などおよそ1000人が参加し、アメリカからも7つの州の代表者が出席しました」という。
 
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【徒然】洗足と鴎友、桜蔭、フェリス、筑駒、開成、麻布、武蔵、工学院

☆首都圏模試センターが発行している最新の偏差値データをみると、2月1日の洗足の偏差値は73、フェリスは73、桜蔭76、鴎友は69。これらの違いは何か?
 
☆端的には、大学進学実績の違いということか。東大かそれに相当する海外大学合格実績の多寡ということだろうか。
 

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香里ヌヴェール学院 柔らかい理想主義へ

☆今春、香里ヌヴェール学院は、共学化し、校名変更し、21世紀型教育改革に着手したことは、もはや周知の事実だ。サッカーをはじめとするグローバルアスリートの基盤づくりや印象派美術の探究なども行っている。
 
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八雲学園 破格の「柔らかい理想主義」の学校

☆来春から、八雲学園は共学校になる。よく学校改革は名前をかえなければ成功しないといわれる。しかし、そういう人に限って、教育の内容が変わることにほとんど興味がない。誰のための改革なのか?生徒にとってさらにクオリティの高い教育をということが重要なのに、受験産業にとって売りになるラインナップを揃えよとは困ったものだ。
 
☆しかし、八雲学園は、そんなことを気にしない。興味を持たざるを得ないような破格の教育の質の向上を行えばよいだけだと考えているからだ。
 
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アサンプション国際中高 柔らかい理想主義の学校へ

☆今大阪の教育は大きく変わろうとしている。建築家安藤忠雄氏、自ら設計から建築まで手掛ける児童図書館を同市に寄贈する。完成予定は2019年。京都大iPS細胞研究所長の山中伸弥教授とも意気投合し、教授は、名誉館長に就任することになった。学びの新しい空間は話題を呼ぶこと間違いない。
 
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(アサンプション国際中高の未来プロジェクトチームが動きだした。メンバーの一人紅谷先生が、自分の授業を写真や動画を撮りながら、ミーティングでプレゼンアサンプションのPBLの土台を独自に作りはじめた。)
 
 

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聖学院 柔らかい理想主義

(前回のつづき)
 
☆聖学院は、柔らかい理想主義の学校である。いまここに未来を生徒と共に創り出そうとする教師(SGT:スーパーグローバルティーチャー)がたくさんいる。先生方の活躍は、国内外に広がっている。実にクリエイティブなプログラムで、かつプラクティカル。実践が伴う理想主義なところが、生徒募集にもつながっている。
 
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伸びる学校組織と市場の関係

(前回の続き)
 
☆「伸びる学校組織」とは、偏差値が高くなるとか、授業の質が向上するとか、生徒が成長するとか、多様な成長をパワフルにカタチづくっていける組織。そして、その組織を形成する基盤が価値意識となる。その価値意識が前提となって、いろいろなものが形成されるから、学校の組織の出来上がりは、自ずとそれぞれ違ってくる。
 
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伸びる学校組織の4つのタイプ 世界を変えるタイプは?

☆生徒に人気がある学校は、学校組織もパワフルになる好循環を内燃させられる。しかし、そのパワフルになる特徴は4つのタイプにわかれるから、学校選択者の価値志向も4つに分かれると推測できる。
 
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11月3日首都圏模試「統一合判」人気の女子志望校

11月3日に実施された首都圏模試「統一合判」において、志望者数の前年対比100%を超えている(複数回数の場合は総数)女子子志望校を50音順で並べる。

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11月3日首都圏模試「統一合判」人気の男子志望校

11月3日に実施された首都圏模試「統一合判」において、志望者数の前年対比100%を超えている(複数回数の場合は総数)男子志望校を50音順で並べる。

 

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【素描】人間は考える葦である。思考コードと思考スキルで。

☆人間は考える葦であるとは、ブレーズ・パスカルの言葉。少年時代に学校で習ったなあ。人間は自然界で弱い存在だが、考える力がある。弱いから強いんだよと。なるほど、自然科学者であり、キリスト教神学者パスカルだなあ。
 
☆ついでに、神のもとに平等であるというのが人間。しかし、現実は、説明するまでもなく、格差格差・・・。この子は考える力が弱いんですという認識も、どうも平等な感覚ではない。
 
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(首都圏模試の「思考コード」は、テスト問題と思考の足場で、各学校のは建学の精神、体験、知も包括しているので、重なるところもあるが、違いがあるのは当然。)
 

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自己肯定感の捉え方

☆ある高校で、カリキュラムマネジメントシステムづくりのお手伝いをさせて頂いているが、その質的リサーチをしている過程で、自己肯定感が高いか低いかの判断は、そう簡単でないことに改めて気づいた。
 
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新しいキャリアデザインとしての進路指導

☆2020年大学入試改革の話は、入試問題が変わるということにばかり話題が集中するが、なぜ変わるのかという話が、今一歩広がりを見せない。少子高齢化、生徒募集、AI、グローバル資本主義の中で、大学の経営が苦しくなるからという以外の議論がメディアで拾われていない。
 
【20世紀型キャリアデザインの発想】
 
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(J.L.ホランド理論の図。本間が加工)
 

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第2回私立中コラボフェスタ in 和洋九段女子 10,000人市場の創出

☆11月3日(祝・金)、和洋九段女子で、第2回私立中学コラボフェスタが開催。昨年に比べ格段に大盛況だった。同時開催の体験授業も44講座に200名の生徒も参加。今までにないまったく新しい授業をワクワクしながらそれでいて集中して取り組んでいた。
 
☆ホールの方では、基調講演とパネルディスカッション。3時間余り、新中学入試の内容だけの講演会。中学入試の情報講演会は、どうしても総花的になりがちだが、勇気あるファーストペンギンの主催者首都圏模試センターは、新中学入試に絞るイベントにチャレンジしたのだ。
 
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(首都圏模試センターの北氏)
 

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11月3日トークセッション型保護者会 in 和洋九段女子

☆11月3日(祝・金)、まず午前中は、新中学入試の聖地「和洋九段女子」で、首都圏模試センター主催「統一合判」同時開催「保護者会」が実施された。最初は私と太田先生、神崎先生とのトークセッション型保護者会。
 
☆その後、和洋九段女子の校長中込先生の講演が行われた。校長先生の新しい学校・教育の魅力的な内容に、終了後、初めて訪れた多くの保護者からの問い合わせがあった。
 
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(手前から、工学院教務主任太田先生、株式会社カンザキメソッド代表神崎先生)
 
 

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11月3日首都圏模試センター「統一合判」保護者会資料 in 和洋九段女子

☆昨日11月3日(祝・金)午前、和洋九段女子で、首都圏模試センター主催「統一合判」が実施。併設保護者会で、スピーチをした。終了後、保護者の方々から、いくつかスピーチで活用したPPTの資料をホンマノオトに掲載してほしいというご要望があったので、その資料を、ここに掲載する。
 
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【メモ】なぜ新入試か?学習する組織ベースの私立中高一貫校を探せ!

☆前回、12人から20人くらいのクラスサイズの私立中高一貫校に移行すると書いたが、今すぐに移行するのは確かに難しい。インターナショナルスクールや欧米の私立学校のように、現状の学費を3倍にすれば可能だが、今すぐには無理だろう。
 
☆しかし、学校全体が、すなわち、教師同士、生徒同士、教師と生徒が「学習する組織」を形成している場合、今の学費でなんとか可能である。

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【メモ】これからの私立中高一貫校の在り方と教育の質

☆いよいよ新しい政治経済をベースにするグローバル時代が姿を現し始めた。相変わらず格差を広げる経済活動もあるが、格差を解消するグローバルシチズンの経済活動が広まりつつある。近代化は、産業革命や市民革命などが織りなす形で生まれ、光と影がぴったりと接し合いながら進んだ。
 
☆グローバリゼーションは、その近代化の極致点であり、同時に近代化の影の部分の払しょくをめぐって知の進化の出発点でもある。したがって、現状、近代化の影の部分が噴出していることも確かだ。だからこそ、その解明と解決を時代は強く要請している。
 

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【速報】文化学園大学杉並 DDコースの成果拡大

☆文化学園大学杉並(以降「文杉」)の教頭青井静男先生から連絡が入った。同校ダブルディプロマ(DD)コース1期生13名の進路が見えてきたということである。
「DDコースの1期生13名の途中経過ですが、ICU4名、早稲田2名、上智1名、津田塾1名、武蔵(パラレルディグリー)1名合格者が出ております。海外大学は3名が希望しており、今後結果が出ます。国内大学もこれからさらに増える予定です」
 
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(写真は、21世紀型教育機構サイトから)
 

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【メモ】思考力入試の有用性 プログラミング発想との関連

 
☆同日午前中は、同校で、同センター主催「統一合判」が行われ、併設保護者会で、私もスピーチをする。
 
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(奥センター工学院の太田先生。同校教育全体研修でファシリテーション。)

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【メモ】思考力入試の有用性 キャリアデザインと関連

☆11月3日(火)、和洋九段女子で、首都圏模試主催「私立中コラボフェア」が開催。ホールでは、基調講演×パネルディスカッションが行われ、各教室では、思考力入試、適性検査型入試、自己アピール入試、総合型入試、得意科目選択型入試、英語入試などの対策講座が行われる。
 
☆このような新中学入試が、今後の中学受験生にとっていかに重要かは、多くの方々が語っているので、今更私が説明する必要はないかもしれない。
 
☆しかし、まだまだこの新しい動きの意味は広く浸透しているとは言えないので、しつこく本音で語ってみたい。それにこうして語ったり、多くの方と対話したりすることによって、また新たな意味が発見できるかもしれない。
 
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(八雲学園の本多先生の高3生物の授業。PIL×タブレットPC×ロイロノートスクール。生命倫理に関するある一つのテーマについて、各生徒の考え方をシェアとリフレクションしていくPBL型授業。学際的で柔軟で深い思考力を育成する場になっている。)
 
 

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